in the city Tokyo
渋谷BOXX開場時間の18時半5分前ほどにBOXXに到着。
チケは既に引き換えてあり、門くぐって階段あがって芝生に突っ立って、
さてどうするかなーと思っていたら、ちょうどよくRさんとKさんとに会う。
おぉ!とほんとに素でビックリしました自分。

とりあえず中へ入ることに。
チケは3会場出入り自由ということで、引きかえ時に首から下げれるストラップノ付いたカ−ドを貰っていて。
私は単にそれを見せるという形で確認を取ると思っていたのだけど、違った・・・!

ピッ!って、やるの!(とてもそのままな表現)
指紋照合みたいな感じかな、知らないけど。
とりあえず驚きー。
へええ〜

中へ入るも人はいない。
3人ぽつり。
つうか人入るのか!?と。

てか、私はBOXX初めてだったから、まずそれ自体が新鮮。
へえ〜、中々他には無い感じのハコかな。
小さくも広い感じが。
人いなすぎて閑散している感じはこれまた好きだ。
というかこないだのグッドマンで少し慣れたな。

18時50分開演ということで、んー、5分前頃には10〜20人くらいにはなったかと。
横長な、きれいに長方形な形なため、みんな壁にそっている状態。
真ん中はきれいーに空いている。
こうゆうもんなんだよなぁ・・・と、みんなこうゆうんから始まっていくもんなんかなぁ・・
とか思ってみたりしつつ。

18時50分ちょうどくらいにオ−プニング・アクトが登場。
すいません名前全然聞き取ってませんでした。
当日まで名前明かされていなかったからチラシ等にも乗っていないし。
とりあえず、もちろん福岡のバンド、の3人組。

ギタ−がああゆう感じが私は基本的にそんなに好みでは無いのだけれど、
それと英詞なとこがまたそんな引っかかり難いのだけど、
それにしてもちゃんと固まってるなーと思った。
いやほんと演奏面では聴いてて苦痛は何も無かった。
やっぱどっか普通では無いなあと思った。
うーんーなんか簡単に言ってしまえば福岡だなあ、という感じだけれど。
誰かと同じようなにほひがするわけでもないし、うーんーなんというかー・・・
まあやっぱそうゆう感じでちょっくら変わってるとこが福岡ってことかな!(無理矢理)
多分東京のバンドとかよりはきっと断然。

それより何より私はベ−スさんが気になって気になってしょうがなかった。
や、なんか、結構なで肩だったような・・・・
なで肩がって言うんじゃなくて、服装と、ベ−スの凄い傾き具合と、喋りと、
なあんか最初っから最後まで異様に気になってしょうがなかった。
何だったんだろう・・・・・・

やー、福岡の人ってつくづくおもしろいなー。
というか自分のツボっていうところでもあるんだろうけれど。


終わるとyさんが後ろに〜♪
同じようにベ−スの人が気になったと聞き、納得(笑)


お次はSCHOOL GIRL’69
名前だけは昔っから聞いたことがある。
異様に名前だけは知っていた。
雑誌でも白黒の1ペ−ジくらいの所で何度か見たことはある。
そして、何故か異様にライブを見てみたいと思っていた、異様に、なぜか。
でも、北九州出身とは全く知らなかったー。
このイベント出ると知って、へーそうだったのか、と。
活動は黒崎マ−カスを拠点にしているみたいだけど。

だもんで、もの凄い密かに楽しみにしていたのだった....

そして始まった。
大体構成自体ほとんど知らなかったのだ。
ドラム、ベ−ス、ギタ−&ヴォ−カル、シンセ&キ−ボ−ド&ヴォ−カルという4人。
シンセは女の方だったのだが、かわいらしい。

まず初っ端から、シンセ&キ−ボ−ド&ヴォ−カルの方が私はとても気に入ってしまった・・・
何でかって、一番の理由はきっと変に女々しくないと感じたからだろうな。
体の呼吸の仕方が、とても自然でいて、自分等の音を自分の体内に取り入れている
ということを、見ている私がもの凄く感じた。
体で表現するということは、べつに大げさに動き回れば良いってもんじゃなくて、
自分でどう消化して昇華していくっていう事なんだろうな。。とふと思ってさえしまった。
音がそのまま体に出ている、なんて素敵だろうと思った。
凄く自然で、気取ってなくて、ああもう惚れた、めちゃめちゃ惚れた、すてき。

そしてギタ−の人の声に驚いた。
もの凄い高い、高いとだけでは形容しきれない範囲の声なのだから。
や、ほんと、高いだけじゃなくて、なんというか、そう、女の子、というものに近いようなもんだろう。
まあ女の子と言っても実際あんな声が出る女の子はいないだろう。
ある種ひけてしまうかもしれないけれど、ひくどころじゃなくて、私はもの凄く興味を持った。


ギタ−さんとシンセ&キ−ボ−ドさんとで、所々ハモるのだけれど、
これまたもちろんかのようにとても異質なものだった。
ギタ−さんの声が高いのだからそれは必然的なことなんだろうか。
しかしそれでもすんなりとしたハモリになっていたのだから驚くもんだ。
トルコアイスみたいだ・・・!(食べたこと無いし見たことも無いんだが)
なんだかね、不思議だったのよ。

1曲目の曲調としてはあまり覚えていないんだけれど、後半部分が特に良かった。
というか、もろ私好みすぎた、あれは・・・・
うーぐーあーもうー・・・・・そうゆうんはもう勝手に肉体が感じてしまうもんだな、頭よりも先に。


2曲目3曲目もこれまた好みすぎて、もうまいるわまいるわどうしようかと。
同時にこのバンドに対する見方も大分形づいた。
聴いてて浮かんできたのがクラムボンやすぱんで。
クラムボンがこうなりゃ好きだったかもしれないのにーとか。(意味不明)

例えば、Spangle call Lili lineがもの凄くキレイなガラスの球体の美しさだとしたら、
SCHOOL GIRL'69はもの凄く細かいヒビが沢山入っているガラスの球体の美しさだと思った。
なにかイビツだ、あの4人の演奏状態は。

ドラムはほとんど下を向いたままスッとする音を叩くし、
ベ−スはほとんど動かないようなジッとした感じながらもとても揺さぶる音を出すし、
シンセ&キ−ボ−ドは上に書いた感じで、
ギタ−ヴォ−カルは、ほんと印象的で、黒い髪の毛がもさっとしていてメガネをかけていて
白いギタ−を細い白い腕で優しくなんだか哀しくなんだか自然に必然的にギタ−をつまみ掻き鳴らす。
どうにもその4人一緒の図はヒビが沢山入ってる。
けれどそれがまとまって出てくる音はとても心地が良くて良すぎて。
私はそれはとてもきれいなものだと思った。
自分の体がどんどん揺さぶられていった。

お陰でうやーんどうしよう前行こうかなどうしようかなと悩み出していた。
小心者なため、いちいち迷いまくります。


2曲目終わった時にかギタ−さんがちろっと一言。
すいませんあまりに衝撃すぎてもう覚えてないのだけれど・・・
なんだっけなぁ、人は後ろにしかいない〜まあ慣れてますけどとか、そうゆう感じのことだったのだけれど。

その言い方が!
すんごいぶっきらぼうな、簡単に言えばコワイ言い方だったんです!
もー、これに私は一発ズドンとやられましたよええもう。

だって、あんなに高い甘い声出してた人がよ、ちょっとした間にんなあんな・・・!
っていう衝撃。
ああもうこうゆう人最高だわ、大好きだわ、と。
もうこれからしサイケデリックでしょう!(詳しくは知らん!)

まあ確かに相変わらず人は後ろにしか・・・・とチラっと後ろ方面見回したら、
異様に後ろと横とに人詰まりすぎ!
おいおいおい・・・と思いつつ・・


3曲目が終わったところで新たに入ってきたらしい4.5人の人々に前に立たれてしまう。
ウッ!・・・・見えねぇよぉ・・・と思い、ちょうどいいや!と思い切って最前まで行ってしまう。
下手には既に唯一二人の男の人がいたので、上手、といっても真ん中かな、に位置取る。
をおお、近いよ、当たり前だけど。


そしてすぐに靴チェック。
シンセ&キ−ボ−ドさんはコンバ−ス白。(色は多分)
ギタ−ヴォ−カルさんはVANS。
ベ−スさんはプ−マ。
ドラムさんはニュ−バランス。

おっしゃー合格!(何がだ)
やー、福岡のバンドは上手に立つ人にコンバ−ス多いなー!
百々(モ−サム)、伊東さん(スパルタ)、出利葉さん(ロレッタ)に続く4人目くらいだけど。
でも他の人がコンバ−スじゃないことを考えたら多いかなー、と。

VANSとコンバ−スを私が履いてるのでコンバ−スとVANS履いてる人だと馬鹿みたいに嬉しくなるんです。


そして4曲目が始まった。
ああ、もう、気持ちよすぎてー・・・・・・・・うわーん、嬉しい。
特にこの曲、ベ−スがダブ的要素に近いようなものを感じた。
ずしんずしんと重いのに、体に入ってくるととても軽やかだ。
見たら、譲さんみたいな動きしてた・・。

確かそれで5曲目6曲目をやったかと思う。
気持ちよすぎてあんま記憶無いや・・・
うわんうわんだってもうどうしようもないくらいに私の好みってやつなんです!
6曲目なんてさー、もー、ありえないの・・・・・
なんか、あの、ああゆう感じ、だーいーすーきー・・・・・・・・
うやんうやんうやん・・・・・

最前行っちゃって良かったわ!
もうすんっごいふらふらだった。
気持ち良いんだもん。
前見れない、下向いてぐあんぐあん。
それでも初めて見るんだし、ちょっとは見ないとなーと無理矢理前見たりして。

ギタ−さんが、大好きかもしれんー・・・・・
違うだってああゆうギタ−が!
ひょえー・・・・・
掻き鳴らす〜っていうのとはちと違うかもしれんけど、そんな感じだ。
んで、腕がイイ!
あー私きっと腕フェチなんで・・


実状を言うと、めちゃめちゃ肩こってたのが、揉みほどかれた。
肩のこりが吸い取られるようだった。
なんかごあごあした。
体が、肩が、守護霊も背後霊もみんなふあんふがんしてたね、きっと。(いるのか)

終わった後なんて、もの凄く脱力ー・・・・という感じでへろへろ。
それより、もの凄い緊張状態だった。
心臓ドキドキしてた。


ほんとこのバンド、なんてサイケデリックだと思った。
私の中で一番サイケデリックという言葉を背負っているのはちゅうぶらんこだと思う。
そう、なんだかちゅうぶらんこに少し近いにほひを感じてしまったのだ・・・

第一に何でかって、恐らく声が大きいかと。
ちゅうぶらんこも高く甘い異質な声だ。
気持ち悪いと言う人がいてもおかしくないとすら私は思う。
そしてそれでいてあの隙の無い演奏。
とりあえずCDでしか知らない人らだが、私はちゅうぶらんこはとてもサイケデリックだと思う。
サイケデリックとはちゅうぶらんこ、っていうのが自分内定義。
ちゅうぶらんこは福岡のバンド。

うんだから余計に自分でも気付いた時驚いた。
演奏される音っていうのは全然違うんだけれど。
だからこれめちゃくちゃ否定されることかもしれない、ほんとは。
でも何か、声とそれを乗せる音という関係、私は似てると思ったわ。

あー、こりゃあ良いバンドを見つけてしまった!
何で全然売れてないんだろ?
何故だ。
ああしかし私は見れて聴けて感じれてもの凄く嬉しかったのだよ。


はうあー・・・・・と下がり、yさんに凄く良かったですすすす!
と伝える私は結構テンション高めだったかと。
あは・・・
yさんもお好みだったようで、嬉し嬉し。
次のバンドは明らかに好みじゃなさそうだし、私はおなかいっぱいすぎたし、
ということでyさんと一旦外へ出ることに。

外には無料のネットカフェ。
しかも、赤いおっきなソファが3つも並んでいる!
一番奥のソファに座ることに。
ふかふ〜か〜ほわぁ〜んどわ〜ん
座り心地良かった。

そしてyさんが、一人パソコンを見つめているKさんを見つけ、私とyさんで爆笑。
失礼すぎでした(笑)

そのままKさんとRさんも加わって、ネットで色んなア−写等を見る。
スパルタに爆笑・・・・
私的にナナナインのイメ−ジが崩れた。(富士山の樹海ってとこに)


20時半になったところでBOXXへまた戻る。
次はロレッタセコハン、40分からの予定。
とりあえず人は相変わらずまばら。
だもんで最前で。

下手は何故か混んでいたし(女軍はMG待ちをしてたのか?)、
豊嶋さんと出利葉さんはやや内向きになるため、豊嶋さんの手を見るには上手が良い、
と前回勉強したため上手で見ることに。
Rさんと靴について話しつつ。

セッティングしに出てくる3人。
3人ともかっこいいなーやっぱり。
BOXX入る前に見かけた時も思ったけど、オ−ラじゃなくて、雰囲気がある。
かっこいい♪

確かそのままスタ−トした。
豊島さんのマイクスタンドに貼ってある小さな紙のセットリスト。
小さい所が妙にツボだ。
だって紙が小さいということは、きっと書いてある字も小さいんでしょ?
ツボだ。。

やっぱり豊島さんの手の甲、指の動きはとても魅力的だ。
なんかほんと信じられないよなぁ、あの動きは・・・
どうしてあんなてらてら動くんだろう。。
ある種のホラ−だ・・・!


数曲やったところで豊嶋さんが「ちょっと早いですがメンバ−紹介を。」と。
ん?めんばーしょうか、い・・・・?
なんだなんだ?と思ったら・・・

「サックス、じゅん。」

え、・・・・・・・・・・・・・、え?
じゅ・・・ん?
じゅん?

BOXXの会場全体が?マ−クに包まれていたであろうこの時間。
私もあんなに純粋に?マ−クでいっぱいになった時間はそうそう体験した事は無い。
もちろんサックスの出利葉さん、ドラム時津さんもえっ?(苦笑)な顔をしていた。

それでも従う出利葉さん。
「じゅんです。」と、苦笑いをしつつ。
苦笑いの笑顔がとっても素敵。(かっこいいのよー)

まだまだ続くメンバ−紹介。
「ドラム、ちょうさく。」
時津さんも苦笑いしつつもきれいに流す。

そして最後に「私、ベ−スのみなみはるお。」
「福岡から来た、レッツゴー三匹っていいます。」

会場のあのなんとも言えぬ空気は言葉にできん。
なんというチ−ムワ−クだロレッタセコハン
恐るべし.....

他にも素敵なMCがちらほら。
やっぱり凄いな豊嶋さん。
いやはや・・・。


ロレッタの音を聴いていると、音をあわせて出している、
ということを何故か強く感ぜさせられる。
バンドって、こうやって音をあわせているんだーって、わざわざ思わせられる。
それはこないだ初めて見た時から感じていて、2回目の今日で更に確信した。
うむ。

一つ一つの楽器の音と間との構成がほんとロレッタってば上手いと思う。
ああ違うなんだろうなんというか・・・・・
上手く言葉にできないなぁ・・
あの3つの楽器の音の合わせ方、凄いと思う。
シンプルっていうとこに留まらない。
素晴らしい!

むーん、なんであんなに一瞬一瞬の隙間が上手く表現されるんだろう?
すっごい謎だ。。

ドラムがザクザク刻む中、になめらかに入っていくベ−ス、に相反するようにうねりくねるサックスの流れ。
この3つの音が1つ1つバラバラの時、2つが合わさった時、3つが合わさった時、
色々なパタ−ンが随時組み合わさっているのだけど、それがなー、なんだかほんと素晴らしいと思う。
うぬ、、よくわからん・・

まあもうロレッタ最高虜です。
こないだのグッドマンで見た時はまるで陰で、今日見たのはまるで陽だった。

それはきっとただ会場の雰囲気なのだろうな。
グッドマンは私がロレッタもグッドマンも初めてで緊張していたし、一人だったし、
客の入りも少なくて、とにかくもの凄い暗いキツイ重苦しい、
少なくとも私は今までにあんなに緊張感を覚えたライブは中々無かった。
今日は会場全体の雰囲気が和らいでいたし、好きな方々と一緒にいて、
直前までお喋りしていて、豊嶋さんのMCも炸裂していた。

だから、つまり、どっちの雰囲気でも上手く入り込んでやってのけてしまう。
少し重苦しく研ぎ澄まされることもできるし、少し軽快なノリでもできる。
その場その場にあわせられてる。
うぅーん、どっちもものすっごい魅力的!
すばらしや。

あー、マジ惚れですねこれは(笑)