液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

Flxus−芸術から日常へ@うらわ美術館

フルクサスとは?
主に1960年代から70年代にかけて、アメリカ、ヨーロッパ、日本で展開した前衛芸術運動の動きです。笑う、叫ぶ、水を注ぐ、ひげを剃るといった日常的な動作を多く取り込んだパフォーマンスを数多く行いました。

5周年記念事業のため、土曜日は無料。ということでもちろん土曜日を狙って行ってきた。お陰で中々人がいた。小さな子供もちらほら。なんだかまるで和やかムードが漂っていた。

フルクサスとは流れる、変化する、浄化するといった意味を持っているのと同様に、参加した作家もまた流動的であり、また、参加した作家は画家などよりも音楽家や詩人が多かったという点がめまぐるしい感じを瑞々しく受ける事が出来、おもしろいなぁと思うところ。
私はこの展覧会でほぼ初めてフルクサスというものに触れた。そんな中で印象的に出会ったのは様々な出版物。もともと、主唱者であるジョージ・マチューナスが最初にフルクサスという意味を用いたのは、出版しようとしていた雑誌のタイトルだったとか。それが基盤なのか、パンフレット、プログラム、新聞などの様々印刷物は私に目新しく映った。まぁ今までそうゆう類のものにあまり興味がなくて最近それに変化が起きているという意味もあると思うけど。印刷物に限らず、写真や映像での記録というものも、知識がないと上手く入り込めないような気もしたけれど、印刷物はデザイン的な面で楽しめた。

作品としてのオブジェなどは、どれもがわりと小さい物で、思わずガラスに鼻をくっつけてしまいうぉあおぅっとかって一人慌てつつも、思わず顔を近づけて見て見たくなる。なんだろうね、一式セットとかになってるそうゆうものって、くすぐられてしまう。あぁしかしガラスケースは遠い・・・。特に好きだったのは、作家は忘れたが、帽子(ハット)の上にチェスが作られたもの。めっちゃかわいい・・・。ドツボだ。

入った時からなんあんだこの音は・・・と思っていたら、それはオノ・ヨーコの作品だった。一枚の画布があり、横にはかなづちがぶら下がっていて、釘も置いてある。来た人は釘を打ちつけてゆく。その、カナヅチをガンガンガンガン打っている行為の音が、場内に響いていたのであった。子供たちが楽しそうにやっていたので私はそれを見るだけで通り過ぎてしまったけど。
あと、壊れたカップ&ソーサをボンドや紐で様々な形で修正され棚に並んでいる様は、一つ一つ見ていてとっても楽しかった。ときめくときめく。

そして本日はフルクサス再演ということで、複数のパフォーマーがアトランダムにフルクサスの作品を演じるとのこと。何がいつ、どこで行われるかは未発表のまま。それだから、行っても出くわせるのかな〜と思ったのだけど、3つくらい見れたかな?
まず最初に外人の顔が小さくなめらかなショートカットで長身なとってもちゃーみんぐなお姉さんと日本人の男の人がいた。どうやら来場者に突然女性のワンピースと男性のシャツに円を書いてもらい、ハサミで切り取ってもらっている。既に幾つか切り抜かれていた。男性はジーパンまでも!それを見ていると、女性がこちらへやって来た。「あなたの服を切っても良いですか?もしダメなら私の服を切ってください。」と言うので、えぇと〜と思いつつ、下に着てた薄いニットを切ってもらってしまった。「本当にいいんですか?!」と聞かれたんだけど、なんかまあ折角だしいっか〜♪とかいうおき楽な考えで。そして私もワンピースを切らせてもらった。その布は交換。どきどきおもしろかったよ〜。めっちゃほんとにハプニングを感じた。感じすぎた。
あとは、グランドピアノの閉じられている蓋の上に男性が様々な小物、おもちゃのようなものやレンガやボールなどを配置していっている。それを人々が取り囲んで見ていた。しばらくして、配置し終え、ゆっくりと蓋を持ち上げる。当たり前のように、物はズザザザザーーーと滑り落ちていった。その落ちていく時間がとても濃厚に感じた。重くて暑苦しいような。その落ちた物たちは自分のようで落ちた場所が自分のようで。まぁそしてそんな空気が流れる場にはゆっくりと拍手が沸き起こる。おもしろい・・・。この場にいれてとても嬉しくなってしまった。
その後には、ヴァイオリンを引く女性に男性が包帯を巻きつけていくというもの。ヴァイオリンも一緒に巻きつけていくから音を出すことすら無理になっていくんだけど、それでも女性は弾く動作を続けていく。なんとも異質なものを見た気分に陥った。動作を続ける女性がなんともなんとも・・・。少しこわかった。

最後、出口を出ると赤と緑の風船が沢山作られ繋がっていた。なんとか頑張って膨らました。


始まりとか終わりとかなくて、突然突出してくる。それらに繋がりがあるようで、ないようで。けれど、一つ一つの動きはどれも楽しませてくれる。日常との関わる存在として、そう感じることが出来た。まぁ展覧会になってるからそこはあれだけど。フルクサス、おもしろい!と思った。知識はまだまだ足りないけれど・・・。なんにせよポスターがすごくいいなぁいいなぁ売ってりゃいいのに!しかも図録売り切れはひどいやい!