- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
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舞台は1951年のベトナム。ある一家の使用人として働く少女。そこの家族の生活、成長していく少女の姿。最後にはとてもほがらかに幸せな結末を迎えるのだけど、そこに至るまで全てが淡々と流れていく。夜のシーンでの光のなさに少し疲れつつも、同時に浮き上がらせる様々な光景は楽しめると言えば楽しめるのかもしれない。それだけじゃなく、映像としての美しさはとても高いものだと思った。しかしその美しさの在り方が多分私にはあまり慣れないもののような気がした。ただただ薄い膜で覆われたかのように美しさが淡々と進む。それだけじゃなく、人間の心情が私にはどうも分かりにくかった。淡々としているというものが私には苦手なのかもしれない…。ドラマでも映画でも漫画でも、登場人物の感情などがどのように描かれているかでそれがそのまま好みかそうじゃないかになってくるもんで。しかし美しいベトナム料理には身がしゅっとするようだった。
フランス人が撮る映画はなんかむつかしーなぁ…。他にも色々見てみないとわからないけれど。