ってことで今日見たDVD1本目。一番新しく入ったDVD。しかもBOXでとても豪華な中身。だからなのか?2人席に案内されるのは。2人席の方がもちろんテレビも大きくなるし、ヘッドフォンも良いもののような気がする。軽く謎である、1人で見るということを告げ、かつ1人席が埋まっているわけでもないのに、2人席へ案内する理由とは。さてはて…
この映画に関してはテレビで色々と取り上げられていたため、簡単に映画に関しての情報はあったけど、レイ・チャールズという人物、また音楽についてはほとんど何も知らなかった。曲を知らない間に聴いていたことがあったかもしれない、程度。
そんな私から見てもジェイミー・フォックス演じるレイ・チャールズへののめり込み様にはゾクゾクとするものが感じられた。本人の像は分からないけど、思わずきっと似てる似てない別にしたってこの在り方に間違いはないんだろうなって思った。
歌はレイ・チャールズ本人のものを使っているらしいけど、素直になんて素敵な歌声なんだろうって思った。人を魅了する声って凄いなぁ。それだけじゃなくてとにかくそこら中に使われる音楽が聴いてて楽しくてしょうがなかった。この長い長い映画で(スペシャルエディション見たいので見てしまったためただでさえ2時間半くらいあるのに3時間くらいあった)思わずぐいぐいと他のことをまるで考えずに見入れたのは音楽のお陰だと思う。それでも途中なにか微妙感を感じたりもしていつどうやって終わるんだろうとか考えたけど…。特に音楽のことを喋る時のジェイミー・フォックスが良かった。演奏している時とはまた違った仕草にドキっとする。本当に何かに入り込んでしまっているかのような感じがした。とにかくレイ・チャールズの音楽に対する全てが凄いしおもしろいと思った。音楽に対してのどうのこうのの気持ちの話よりも、とにかくライブ場面やメンバーに対しての意見であったりがそのままストレートに描かれていてその勢いには何も言えないくらい圧倒される。すごいなー。様々な生活、ビジネス上での問題が起こる中でも、音楽の自由さは溢れ続けていて、なんかもうそれを釣り合わせて生きているなんてなんか凄すぎてちょっと信じられなくも思った。凄すぎやしないか…?ひどい人間なのに、そうだけじゃなくて。素晴らしい人間なのに、そうだけじゃなくて。見てる最中はこの人一体何なんだ…と頭がこんがらがったような気もする。
しかしどうも話の流れ方に色々と違和感を感じた。場面場面での描き方とかかなぁ。なんかおかしい。子供時代のフラッシュバックが後半になってくるとちょっと多すぎるような気もした。前半ではその色使いとか世界感とか好きだなぁと思ってたんだけど、後半になってくるとそこまで実際そうだったのか?という疑問を思わず抱いてしまうようになった。ただお母さん役の人はとても好き、素晴らしいと思う。そしていい話に作り上げすぎな気もした。これは真実よく知らないからそんなに言えないけど、いかにもっぽさの雰囲気を感じた。そして最後の締め方に少し拍子抜け。
と、幾つか気になる点はあったものの、十二分に見ごたえのある1本でした。あまりに迫力のある人生で、見終わって思わず疲れた。トイレ行きたかったからかな。




これも図書館で、新着もの。おもしろいなあ!!!!!
1〜3まであって、計11名のチェコの若手新人監督の作品を集めたものなんだけど、元々は以前このDVDのタイトルで映画館で上映されたものを主に収録しているらしい。1には4名の監督の7作品が収録。私は特にヤン・ブベニーチェクの作品が凄く好きだ。「海賊」、「3人のフーサン」どちらもなんともいえない、チェコらしさがまんべんなく滲み出ていて、最初はにこにこ顔で見ているものの、やはり思わず口をあんぐりとしてしまうものがあった…。明るみを前面に持ち出したうえでのブラックさが、凄く好きだなぁ。海賊の様々な造形物の色味もとてもきれい。またストーリーも良い。7作品中、一番好き。3人のフーサンは…まさかまさか…。すごい…。
他にもミハル・ジャプカの作品が凄く独特な作品で、造形物もストーリーも新鮮な視点のようでなんともいえないざわめきさを感じた。素晴らしい。
やっぱりチェコのアニメーションって、すげー味が出ている…




今日の写真は学校名物(?)のげいだいがー