液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

乱歩の『影男』を読み終えた。これはまた長編ですごかったなあ。相変わらず驚きまくることで大変だった。次から次へと出てくる奇妙な人物、出来事に、一体これが全て繋がって終わりを迎えることなど出来るのか??と半信半疑で読み進めた。まあそしたら見事に繋がったのだな。今まで読んだ中では最も乱歩の趣味が盛り沢山でとても濃厚であった。やりすぎなくらいじゃないかと思ったけど、それでもまとまりがあって好きな作品だなあ。何より地下のパノラマ空間の描写がものすごく読む側の想像力をかきたたせられる。読みながら登場人物と同じような気持ちでどきどきしっぱなし。乱歩の言葉の描写は一体どのようにして育てられてていったものなのだろうか。読んでいながらいつもそれが気になってくる。なんでこんな世界を描くのか、描けるのか。まあそれは後ろの解説ページを読めばいいんだけど。でもそうゆうことたとえ知ったって、思わずよく描けるなーーーと不思議がってしまうのだよな。ひょえええ。



昨日は成人式を終え、夜行バスで今朝大阪へ戻ってきた。そして午前中から学校へ。ああ、早速来週までにレポートが追加された。しかも、自動的に私だけ量が多いんじゃないか…。はああああ、まあ内容的にはやりやすいからなんとか出来るだろう。それよりも他の来週中提出の4つの課題が大大大大大問題だ。しかし相変わらず先生の話は長くて、正直そこが来年度授業を取るか悩む一つだよな。お昼をYと2人で食べて、Yと2人っきりになるのって意外とうまくいくからなかなか心地良い。
午後の授業は、さすが1.2時間ごとに目覚めては6時に起きていただけあって眠気に襲われる。電気が消えて先生は薄く色のかかった眼鏡をかけているのだから、きっと目をつぶっていたってバレてるわけはない。そうは分かっていても思っていても、先生にはもしやバレているんじゃないか、見透かしているんじゃないか、魔術で見えているんじゃないか、という疑りを感じてしまう。まあ眠っていたところで怒られるわけでもなんでもないんだけれど。出来れば寝ずに聞いていたい授業だから自分的に思わず眠気に襲われると申し訳なくて。しかし後半持ち返したのでよかった。
その授業が終わると、なんと5限が休講と。うわーいということで魔の囁きに溺れて4限はさぼって帰ることに。そうそう、実家に帰っていた周りの友達のほとんど皆が学校来ていたので驚いた。わりと先生の方が驚いていた。
家帰ったところでレポートやりたくないよ家帰りたくないよーということで、Mとミスドへ。カフェオレをおかわりしつつ2時間半ほどお喋り。そして買い物してお風呂入ってごはん。今日のガイアの夜明けはおせち商戦で面白かったな。


成人式へは前々から行くのが憂鬱だったけど、前日になって本当に憂鬱になってきて嫌だなぁ嫌だなぁと泣く思いで結局26時半くらいに眠りについて、そのまま3時間半後に起床して30分後には美容院へ着付けとヘアメイクのために送り届けられていた。6時半からメイクされても、目がうつろってた。しかしまあ振袖一日着ているのは夏にやったから、着ているのはそんなに窮屈ではなかった。着付けって着付ける側の体力大変そうだよなぁ。
それで会場へ行って、何故か物凄く強く同級生には会いたくないという自分がいた。正直その自分の気持ちは自分でもよくわからない。ただ自然と自分の中から強い拒否反応が出てくる。なんだろう。凄くこわいから凄く嫌だった。べつに中学の時の自分はふつうだったはずだけど、でもそこにも信頼する友達関係はなかったからかな。自分がよくわからなかった。昔に戻ったみたいになった自分に自分で驚いたし、あほらしくなった。無理矢理を強いる母の態度に泣かずにいられなかった。私なんで二十歳にまでなってそんなことで泣いてんだろ。まだなってないけどさ。でも、そうゆう自分がまだいたんだ、ということにただ気づいた。ふーん。まだ、そんな簡単に全てに片はつけられていないものだなぁ。もうすこしそこらへん自分の中で整理つけたい。2006年も相変わらず理屈っぽい私。
成人式へ出た後はおばあちゃんの家へ。あちらこちらで止まって声をかけてもらうと思わずはにかんでしまう。まあきれいきれいと言われているのは着物に過ぎないのだけど。一生に一度の成人式。過ぎ去るものだなぁ。過ぎ去る、というものをこんなにリアルタイムで感じられるのは珍しい気がした。大体は過ぎ去ってから気づくっていうか、思うような気がするから。