本日購入したもの。
- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/08/19
- メディア: ペーパーバック
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- 作者: みづゑ編集部
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2005/10/16
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- 作者: 甲斐みのり
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2006/03/25
- メディア: 単行本
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Lmagazine (エルマガジン) 2006年 07月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 京阪神エルマガジン
- 発売日: 2006/05/25
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しかしこんなに買って、ぜんぶちゃんと読める時間はあるのかって。図書館で借りた藤田嗣治結局読めてないや。だって結局その数日後また図書館で借りた違う本を先に読み出しちゃってるんだもん。いろんなことがとってもちぐはぐ。最近ずっとこうゆうへんな借り方をしているから、返却日があべこべになってくる。出来ないくせに一度にいっぺんに色々取り入れたくなっちゃうよくばり。てゆうかあれよね。まずあれだ。ゼミ課題をやらなくちゃいけないの。来週までなのに、何も手つけてない。明日先生がさりげなく、えーと、やった?って聞いてきたら目をそらそうとおもう。課題のビデオ見てないくせに、先週見たビデオを貸してもらおうとしているわたしって一体。やろ、うん、やろ。全集 現代文学の発見第9巻 性の追及 なんてやつ読むより先にやらなきゃいけないのだろうけど、谷崎潤一郎読み始めたら結構おもしろくて。
そうそ、話はぶっとんで、先週見た作品について。Brothers Quay(以後クエイ兄弟)の「ギルガメッシュ/小さなほうき」という1985年に作られたアニメーション作品。クエイ兄弟はアメリカ人の双子で、2人で立体アニメーションを作っている。イギリスで美術の勉強をし、製作もほとんどイギリスでやっているとか。
クエイ兄弟の名前は知っていて、特に有名作品らしい「ストリート・オブ・クロコダイル」をぜひ見てみたいなぁと思っていた。たしかアニメーションの本でいろんな人が喋っている中、塚本晋也ももしかしたらこれの名前をあげていたかもしれない(いってないかもしれない。話ぜんぜんかわるけど、新作撮って入るらしくて今から楽しみ!!2007年公開予定、松田龍平主演)。そのクロコダイルも入っているらしいビデオ作品集のうちのひとつを見た。
なんてなんてなんて美しい。なんて新鮮。それが率直な感想だった。例えばシュバンクマイエルやトルンカなどのチェコの作家の作品は、とても風刺的で強く刺激的。それがすきだし、それらはきっと多くの人に受け入れられる。しかし、クエイ兄弟の作品には風刺、寓意的なものが一切ないのだということ。そこにはとことんのめり込まれた緻密な洗練された美がある。すごいねえすごいんだよ。すごいわあ。美というものを、久々に新鮮に鮮烈に感じた気がした。おそろしい。そしてうっとりする。とても衝撃的だった。やられた…。
それで話の流れがまたすごいなあ。ギルガメッシュ伝説というものを元にはしているらしいんだけど。ただでさえびっくりなのに、次から次へと起こることにさらにびっくり。しかしそこでまた美しさがあらわれるから、ぐわっとむねきゅん掴まれてしまった。すごいなー。
しかしシュバンクマイエルにしてもクエイ兄弟にしても、あるべきものでないものがあるという、現実さが排除され作りものな世界というのは、とことん奇妙で危うい世界を醸し出すのかなぁ。ぐおおおおおおお、きみょうなせかいだなぁほんとに。ぐううううううううむうん。
そういえば、5月27日土曜日は、三宮市大谷記念美術館に藤本由紀夫の美術館の遠足へ行った。97年から10年をかけて、毎年1日だけ行われる展覧会。2006年の今年がちょうど10回目だった。最後に最初の参加をしてきた。