液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

α sweetⅡ


私が4回生になったからいけないんだ。




出しておいたモノクロフィルムが仕上がった。実家で撮ったものや、金沢で撮ったものや、桜を撮ってみたものや。やっぱりモノクロおもしろいな。カラーの鮮やかさが、今はなんだか受け付けられないようにさえ思える。一番驚いたのが、桜で、私は特に近〜中距離で見る桜が苦手なのだけど、中距離で撮った2枚の写真はモノクロのお陰で直視出来る。むしろ気に入っているくらい。ふうむ。




野いちご [DVD]

野いちご [DVD]

今日見た映画。図書館で見たので、DVDなんかじゃなくて、もちろんLD。LDのあのでっかさって、いいのよね、なんだか。それは音楽メディアも同じように言えるのかな。私は完全にCD世代だからなんともいえないけど、最近購入するCDは紙ジャケ仕様のものが多く、それの使い心地は好き。芳垣さんの最近のものはこれが多いかな。
えーと、スウェーデン出身の巨匠イングマル・ベルイマン監督の1957年の作品「野いちご」。ベルリン国際映画祭で金獅子賞受賞を受賞しており、名作、と言われている作品。もともとベルイマンを知ったのは去年の終わり頃かな?O先生が一回生に授業でベルイマンの作品を見せてたのを偶然知って、へーどんなんなんですか?と聞いて初めて知ったと思う。これは3部作の内のひとつで〜とかって先生が言ってて、なんとなく面白そうと興味を持った。キリスト教を理解してないと…と言われたのもひっかかった。そして偶然にも今年のはじめに、シネ・ヌーヴォベルイマン特集上映。行きたかったものの、なんせちょうど展覧会に追われる日々だったため、行けず、ガックシ…。あ、でも、そしたらきっと図書館にあるはず!と思って調べたら、幾つかあったあった。その中でも先生におススメだかなんだかで聞いていた野いちごをと、ようやく見るにいたったのでした。
モノクロの映像世界の現実と過去の記憶や幻想の行き来の美しさ。そしてそれらの進行がとても魅力的だった。名誉博士号を受賞する79歳の老人にふりかかる、死や過去の様々な記憶、そこに現実を通して見る息子夫婦や偶然知り合う若者たちの生。それらが重さや嫌らしさを感じさせることなくすーっとその老人と共に様々な映像を追ってしまう。それは、現実の幻想とが見事に対になるかのようにつむがれるからなのか。はじめの馬車、棺桶などの不気味さと、さいごの光に満ちた幸福さ、美しかったなぁ。
なんか、まだうまく言葉に出来ないけど、あーこの監督すごいんだ…と呆然と思った。