液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

カーキのキャミソールとゆるいスカート



今日は1週間ぶりに卒業研究の制作をした。もう出来ないんじゃないかと思ってた。触れられないんじゃないかと思ってた。実際昨日までそうだった。型から外すという簡単なことは出来ても、もっと親密に素材と関わらなくてはならない過程はとても苦痛だった。それは集中しなくちゃならない。人と関わらなくちゃならない。頭でどうのこうの考えているわけじゃない。なにも考えていない。ただ身体が動かない。拒絶感を感じた。むなしかった。ばかばかしくなった。大学へ行くこと自体無意味だった。
今日は午前中に図書館でリリイ・シュシュを見た。一年ぶりくらいに見た。やっぱりすばらしかった。胸がたくさんつまる。表情、仕草、言葉、色、照明、風景、画面、音、重なり連なるひとつひとつがみごとに自分の内に映りこんでいるのを感じる。あーうーやっぱりhana & aliceよりリリイの方が打たれる意味で強いかもしれないなー。まあどれにせよ、やっぱり光。思わず声を出しそうになるのは、久我が頭を刈って教室に入ってくるシーンの教室の窓から入ってくる光。でも言い出せばきりがない、光については。
見終えてから制作をしようと研究室へ。始めるも少しで息がつまる。それでも、やらなくては、と思わせる。それからs君が来た。どれだけ助けられていることだろう、と、計れるものじゃない。一緒にお昼を食べて、先生のおつかいもして、ふと思えばいつの間にかいつも一緒に行動している。後輩たちには付き合っている2人と見られてもおかしくないと思う。後輩に限らず、同級生でも副手さんとかでも。聞かれたところで肯定も否定もいまいち出来ないので出来れば誰も聞かないでくれ。少ししてばいばいをしてから、気づけばとっぷりと作業に打ち込んでいた。やり続けていた。結局19時前でやめて、すっかり暗くなったところを帰った。
久しぶりに味わう感覚があった。少し安心した。