液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

matano atsukoのカットソー



12月29日は「なんかもう恒例になっちゃった」、いつものソウルセットのライブを見に行った。気づけば5回目なのだ。毎年毎年、この日を待っている。あの空間に包まれることをわかっていながらも、それは未知の世界でもある。すごいぜよソウルセット
ほぼ定刻通り20時にスタート。会場はもうまんぱんである。ここにいる人たちはみんな、みんな毎年集まっているんじゃなかろうかと思ってしまう。みんなこの日を楽しみに待っていたのかと思うと、まるでみんな子供のようだなぁと思う。うれしいなぁ。
ソウルセットの最近の活動はあんまりない。ライブだって全然やってない。なのに、いつもめちゃくっちゃかっこいい。音がズバーンと出ると、かっこよくて、かっこよすぎだろと心の中で突っ込みながらもう笑いがとまらんのだ。なんでこんなかっこいいだーと嬉しくて嬉しくって笑みがほんとにとめられない。ビッケはお酒をやめたらしくすごくホッソリしていた。最初っからめちゃ元気で、マイクもスタンドをほとんど使ってないようで、ずっと飛び跳ねてへんなリズムをとっていた(ほめ)。ビッケと俊美さんのジャケット姿はかっこいいとは思うが、ビッケのはなんかぶかぶかそうだった。で、最後にはやっぱりみんなそろって自分たちのTシャツ、ってのが変わらないなぁ。
見ながらふと考えた。年末にリキッドルームで見るのは5回目だけど、その前の年に3年ぶりかの復活をエゾで見てる。それが私がソウルセットを知った年、初めて見た年、だから、ソウルセットを初めて見てから今年は6回目の年なんだぁと。ふへぇええ。偶然にも、一年に一度しか見ていない。そうなるとますます凄いなと思った。だって、6年続けて一年に一度見てる人なんて、一年に欠かさず見てる人たちなんて、ソウルセットのほかにいないだろうな。シロップもモーサムもたぶんそれはかなえてない。芳垣さんは見てるかもしれないけど、個人だからな、ちょっと違う。そう思うと、自分も年をとったなぁと思った。そしたらちょうどよく、ビッケがMCで「もう来年40だからさ」と言った。ってえことはあ、今は39歳で、じゃあ私が初めて見たあのエゾの時は…ビッケ34歳だったのかぁ、私16歳だったのかぁと思わず指折り数えてしまった。
ステージを見てて感じた。ビッケと俊美さんのそれぞれの歌声はそれぞれに違う風を持っているんだと。そしてそのそれぞれの二つの風があまりにも情景的な音楽とあわさると、世界旅行をしているみたいな気分にさせられる。ソウルセットの曲はめくるめくようにして次から次へとやってくる。そこには流れあふれるビッケの歌う詩と、俊美さんの木材のような、それが持つあたたかみがあって硬質な感じのギターの音色と歌声はもちろん、やっぱ川辺さんが作るトラックが知らない世界をたくさん教えてくれるようにして色んな国を風に乗ってめぐりめぐっているような気分になる。ソウルセットのライブはこんなに楽しい。
ビッケと俊美さんのMCは相変わらずで、打ち合わせがあるんだかないんだかいつも変な化学反応が起こっているようだ。そしていつもそこに客としてやってきている荒川よしよしのステージをいじりまくる掛声。ついにビッケ、「よしよしさぁ、そんなに茶々入れるんならもうステージあがってきちゃいなよ」と半ば冗談で声をかけると会場の笑いに包まれて、よしよしステージ登場!ビッケがその前に咄嗟かなんかわからんがやってしまった「げっつ!」を、よしよしもきめてくれた。ソウルセットってやっぱ私からするとファン年齢層はやや高いのかなという感じで、よしよしを見て、改めてソウルセットは色んな人に愛されているんだなぁと実感した。たしか俳優の村上淳とかも何かのライブ映像で見た。ビッケのひとり喋りにいつも冷静にかえす俊美さん、そして時に全員で放置、おもしろい人たちだなぁとやっぱり嬉しくなる。
終盤戦の怒涛の勢いも相変わらず、ステージも客も。前半中盤までは明らかにペース配分してるのがわかるからまたかわいらしい。ビッケの「こっからはあげるよ」とな一言でより一層世界はめぐる。カウンターで座って見てるもとにかくあつい、あついっ。汗くさい。自分自身が汗くさいのか、会場全体が汗くさいのかわからない。うずまく全体。部分がうずまいているからこそだ。
アンコール最後はjr.だった。最後にこんな曲聞いたらな、世界の終りの祝福のようなのだ。31日から1日に日付が変わることが重要かそうじゃないかはどうでもよくなってしまう。jr.の音が脳味噌中をかけめぐった。今年一年いろんなことがあった、ああよかった。なあーんて普段そうそう思えない至福さをさらりと引き出されてしまった。ああうれしい。うれしすぎて、笑いが止まらなかった。
るびさんとの年末の帰り道。いつもあっという間にやってくる。今年、DCPRGがなくなっちゃったのはさみしいけれど、それはそれで、これはこれ。久しぶり笑みが止まらない最高の夜だった。



ふう。無事に書き残せた。今年は本当にいろいろあった。一番の目標(?)だった卒業研究は、すんげー悔しい思いをしながらも、なんとなく一応、悔いなく出来たと思ってる。やれてよかったと思ってる。向かい合うことから、沢山の事を学んだ。それは今にはきっとまだ計り知れない。今日までがあって、また明日からがある。私は自分を探って生きたいのだと思う。よかれわるかれ。それを、認識した一年となりました。