液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない




友達の引越し後、3人で飲みに行った。私は当然のようにカクテル類を頼んだ。よーぐると、まんごー、そんなあまったるいのを2杯。ふっと気づいた。あれ?なんで私今はビールじゃないんだろう。ぐんぐんぐん。ああそうか、そうだ。私が最初からビールを頼んで飲むのは、ゼミメンバーで飲んでる時だけだ。その時は先生含めてみんなビールを飲んでいる。だから、そこで私は負けてられんのだ。カクテルなんて、チューハイでさえ、そんなまどろっこしいもの選択の余地はない。ビールにはビールを。全然意識したことなかったけど、そうだったんだ。そんなとこにも私の男には負けられない意地があったのだ。女の子でいたらすぐに酔うことがばれているのもあって、気は抜けているし、ぐああんとなる。でも、ゼミで飲んでるときって絶対そんな風は出していない。とても正気を保っている。でも、それって強く意識してるからだ。そうじゃなきゃ、ああはならない。

私は女だ。どこまでいっても女だ。ほんとに男っぽいと言われる人は、自然にそうなのだ。私はスカートも好きだし女の子らしい服装も好きだし好きな人には女の子に思われたいとおもってるくせして、女であることに抗おうとしている。わからない。そうではないかもしれない。男に対等にあろうとすることは、大抵爪先立ちをしようとすることだ。そもそもそれ自体がどうなんだろうと思いもする。でも実際私はしているのだなん。女からはなれようとするから違うんじゃないか。でもいざってなると、そんな冷静なことは考えていられない。女であることを必死に抜け出ようとする。でもそこには女の私かいないに決まってるではないか。私はうけいれられていない。

でも結局ぜんぶぜんぶがない時、今までのことぜんぶ無意味だったのだとわかる。