昨日は近所の学童でのアルバイト面接へ。応募者が多いとのことで、2日に分けてグループでということに。それだけ人数がいたら、結果はどうも予測しにくいが、どうなんだろう。電話して書類を送ったのは先週の内で、面接日を決めたのも先週の内だったため、その間ひたすら気持ちがもやつく。恐れと不安でそわそわする。面接も夜だったため、前夜から嫌な気分になる。負けてはならないと言い聞かす。当日何度断わりの電話を入れようと思ったか。不安になると過食しようとする癖がついている。白米と柿とで満たし、本を読みながら眠りにつく。夢の中で面接と連動した創造的なかんじの物語を見る。その中では面接にはいかなかった。家の前にでかい観覧車が出来てて兵隊みたいなのがいた。結局なんとか体を起してしっかりせねばと身をもつ。私はなにがこわいってやはり人がこわい。そこから先はうまく説明がきかない、まだ。色々とはっきりしないとこもある。
私は小学3年生までたぶん公立だった学童に通っていた。私は小学校に行くのをよく拒んだしずる休みもしたし何度も母にひっぱたかれては無理やり連れて行かれる子どもだった。というイメージが強いが、ふと思い出すと学童には悪いイメージはなんもない。ただひとりで漫画を読んでたこととか(ドラえもんやあさりちゃんを読んだ記憶がある)、びわを食べたこととか、夏休みにはホットドックを作った思い出とかがある。4年生になって学童には通えなくなって、それからはいつも家に帰ってテレビを見て過ごす習慣がついたような。夏休みのプールに一度も行かなかったら2学期の始業式の日に教室で一人立たされて先生に問われたのは4年生だったような。思い出すと大人ってやなもんだ。小学生の時って時間がとても長く感じるわけで、あとこれがウン年続くのかあと嫌々に何度も思った事を覚えている。ウン年ってことは3年くらいは見越していただろう。なんとなくそのときのうんざりしたような気持ちの感覚って覚えている。私は勉強も運動もできなかったし特に熱中する他の事もなかったから、ただひたすら同じことの繰り返しが待ち受けているようだったのかなー。
ユリイカはこんなんもやるのかあと目につく。その前にクリムトの表紙が目につく。母と娘の物語 母/娘という呪い というタイトルを見てびくっとしてしまった。夏くらいに自分で気づいてから母親というものとはなんつうものなんだ…と思い当たり、いくつか本を読んで母と娘の関係が広い範囲で語られるのを目にしてそうかそうなのかと納得して受け入れていたとこに(とはいえ自らの問題は又べつ)、なんというかちょうどよく。ユリイカは1300円くらいで私からしたら非常に高い。書籍における価値感ってむずかしい。大学にいたころは図書館に毎号置いてくれてたからそれで読んだりもした。松本大洋のときはさんざん迷って買わず、図書館で読んだがやっぱり買いたいと未だに思っている。最初に斎藤環と萩尾望都の対談があり、つぎに上野千鶴子と信田さよ子の対談があり、想像した通り後者の対談はすごかった…。上野千鶴子の本は読んだことがないが、テレビや他の本で発言等を目にするからに想像していた感じを裏切らなかった。おもしろかった。母と娘というテーマに対して小説や漫画で迫っていくものが多くて、おもしろい。特に、「母の発展」という本が読んでみたくなった。また、最近あらためて大島弓子の漫画はふしぎだふしぎだと思っていたとこなので、母娘の切り口から読み解く話は興味深い。大島弓子の「ダイエット」という作品を最近読んで、これがもおおんのすごく面白くって、すばらしい。私はどちらかというと花びらが満ちるようにページに描かれるのよりも、ダイエットとかのどこかつきぬけた感のある話の方が好きかなと思う、絵と合わせて。いやどちらも好きなんだけれど。
竹光侍 5 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: 松本大洋,永福一成
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/09/30
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