アニメの坂道のアポロンを見ていたら、文化祭の描写があって、そこで描かれる高校の文化祭という空気感みたいなもの、教室や人物のかろやかさというか軽薄さというか純粋さというか、そうゆうものがさらっとなんだけど描かれていて、メインは他のシーンでそれをひきたてるようなものにすぎないんだけどアニメの線がはずむかんじが妙になまなましく迫ってきてぐっと胸元をしぼられるような感触がした。ああこのかんじがきてしまうのはいやだなっていう苦しさと、でもこれを感じるのは私が少なからずこの実際を知っているからで、こんなふうな苦々しさを感じてしまう私は、私には得られなかったものがやはりそこにはあって、それを得られなかったことに対する失望感みたいな、やるせなさみたいな、手に入れようのないものに対する嫉妬心みたいなものがいまだに湧きでてしまうんだなあ。それはきっとどんなものでも補完できなくて、きっと一生失われ続けているんだと思う。手の届かなさ。
しかし坂道のアポロンはやっぱり演奏シーンがたのしいなあ。つり球もたのしいけど今週はちょと絵に違和感をかんじるようなとこもあったような。木曜日がたのしみであるということはうお座的にいいことじゃないかしら。


最近はねむたくなるのが先行してしまってて、できてないことが多すぎて、優柔不断というかなんなのか、はっきりしないもやもや、さえも毎日のあっという間にかすんでしまわせている自分の無力さがふがいない。私はだれなんだろう、なになんだろう。今までも、これからも、自分の前後がしっかりもやがかっている。こんなことでこんなふうに生きていていいんだろうか。こんな生のありようは正しいのだろうか。だめだめ。