昨日の朝、バスから見た男の子はどうやら両腕がないようだった。半袖からは腕が出ていなかった。体操服だし時間帯からして部活の朝練のために登校してきたかんじのようだった。肩からはスポーツバックをさげていた。
彼はそのバックを肩にさげるとき、どのようにするのだろうか。家を出るときは家族が手伝ってくれるのだろうか。クラスのなかではどんなふうに日常を送っているんだろうか。
しかし横断歩道を渡っていく彼はいたって平然と毎日の朝のように少しねむいのかなと思わせるような顔でいた。なんていうか、私が勝手にあれこれ思うことなどかすりもしないみたいに。腕がないというのはどんなものなのか。わからない。想像が及ばず、知りもしない。なんだかそんなことにはっと気づいた。


一昨日の帰り道の電車のなかでは突然貧血をおこした。私的にはおなじみのあれ、同じ症状だった。しかし、さすがに特に前後になにもなく貧血を起こす理由らしい理由もないのに突然なったから、最初はわからなかった。
立ちながらドア隅によりかかりながら本を読んでいた。途中でなんかちょっと嫌なにおいがするなと思った。人工的なきつさと体臭みたいなのがまじったような。まあでも吐き気がするわけでもないし、下りる駅までがまんできる範囲。まあいいやと思っていた。しかしあとちょっとというところになってなんだか気持ち悪い気がしてきた。あれ?なんだこれ?吐く?いや吐かないがなんかへんだへんだおりる駅までもつかなと少し不安に。でも気持ち悪いって考えてたらよけい悪いから、無心でいようと思って目を閉じた。そして次に目を開けたときには私は座り込んでいて周りの人たちが大丈夫ですか?と声をかけていたのだった。てかその声で失っていた意識が戻ったのだった。へ?あれ?れれれ何が起こったのか自分でもわからない。あ、また、貧血したのかわたし。一番端の席の人が席に座らせてくれたものの息ははあはあ、顔が真っ白になってるの自分でもわかる。呼吸ははあはあ。そしたら女の人が一緒に次の駅でおりてくれたというかおろしてくれて、水までくれた。しばらくは手がしびれてるし立つこともできないけど、徐々に戻ってくる。いつもと同じとはわかっているけど、今回はあまりにもなんの前触れというか原因らしいものがなかったから最初は全然気づかなかった。そして毎度心臓に悪い。意識を失うのには相当のエネルギーを使っている気がする。
なんでこんなに貧血なるんだろう。これも大学卒業したあとから出始めたなあ。なる瞬間、こわいからいやなんだけどなあ。

昨日の晩は取引先の会社主催のボーリング大会なるものに参加。まあ知らない人ばかりだし、気使う以外にないし、私もともと大人数のにぎやかな飲み会も得意じゃないし酒も飲まないしでどっぷり疲れた。もちろん楽しい面はあったけれど、想像以上に疲れた。なんか、会社って、社会人って、大変なんだなということが少しだけわかったような。のむなら、先生とがいいわーといういつもの願望、理想だけがうかびあがるとゆう。私は自分がそんなにのまないから、飲んで騒がしくなる空気が少し苦手だ。飲んでもべつにうるさくならない人がいい。いつもよりは喋るくらいでいい。まあとにかく私がさわがしいのが苦手だからあまり大人数飲み会には行かないわけだけど、ああ、O先生がいるならいい。相変わらず先生は罪だー。