昔から知っているような遠いうた
昔から知っているような音が今鳴っている
聞いている
遠く知らないはずなのに
見たこともないうた
けれど私は知っていると思う
いやわかる
でも本当は知らないんだ
知らないうたを声を
それでも知っているんだ
ひきさかれる
だって知っているんだよ
なによりもどんなものよりも至上の愛す
すべてを望みほしがった
そのためならどんなことだって投げ捨てた
ママの誕生日だって
なのに私はそのうたを知らないんだ
なによりも私が知っているというその声がうたう歌を
なぜ
聞こえてくる
遠くから
遠いよ
なのになんでまるで知っているような顔するんだ