液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

なんやかやと仕事も繁忙期に突入し、しかしライブはなるべく行くっていうかむしろ優先事項に。そんな間に10月に入って3本ライブを見に行った。立て続いたけど今月はそれでおわり。来月がたいへんだからまあ今月はゆるくてちょうどいいかなと。

まず3日は秋葉原グッドマンでダウトミュージック祭り4daysの1日目でONJT(大友良英水谷浩章芳垣安洋)feat.山本精一ドラびでお+mn(T.美川+沼田順)+若林美保、アルタード・ステイツ(内橋和久、ナスノミツル芳垣安洋)を見に行った。しかしこの日は朝から仕事でしかし現場は秋葉原、しかも昼間のうちにおわりそう情報だったからまあ余裕でまにあうだろうと思っていた。どこで時間潰そうかなくらいに考えていたらこれがまずお昼とれたのが17時。おいおいと思っていたら19時になる。その時点でもうほぼ終わりだったからそこで抜けさせてもらったものの、12年ぶりのグッドマン、道というか方角に迷う。秋葉原の駅まわりは仕事で何度も行ってるのにやはり仕事でしか捉えていないのもあってか全然わからなくなる。遠くもないのに。でもグッドマンがある通りに来たときにはそうそうここと思い出せた。最後にきたのは17の頃だから、そのころは秋葉原はまだ電気街のイメージだったような。
冷や汗かいてグッドマン着いたら階段で並んでいた。さすがにだなー。ソフトドリンクだとチケット2枚もらえるのも変わってなかった。仕事でくたくただったからほんとは椅子に座りたかったけどもはやそれもムリだったけど立ち見で2列目くらいだったからよく見えた。でも体がぐったり。しかしそこに3組ともきっちり各45分ほどのセットをみせてくれるので疲れてたうえに立ち見だったけど集中して聞かせてくれた、そこらへんはもう流石ってことか。トップバッターがまずアルタードステイツって、まず他じゃないなと思うけど。今年は芳垣さんをぜんぜん見ていない。ろぼで2回見ただけなのだった。アルタードステイツは結成25年とかなのかな、だからもうほんと得体のしれぬ領域にいってるんだろうと思われる3人の結界みたいなそうゆうことなんじゃないかって思うっていうか思うしかないっていうか。だってどこへいったってその音は今必然な音として鳴っているように見えるし聞こえるし。即興というものは他者の音を聞いてなりたっていくんだろうってのはある程度のとこまで想像つくわけだけど、それ以上の実際のその世界の最中はこちらにはわからないわけだ。そこから出てきたものを受け止めることしかとりあえずできないんだけど、でもアルタードステイツにおいてはこれがどうして即興として出てきているのか出せるものなのか、ついつい不思議なもんだとも思ってしまう。くらい、いつの瞬間も必要な音がそこに集まって鳴っているように見える。

しかしグッドマンはもっと天井低いイメージだったけどべつにそこまで低くなかったしステージももっと狭いようなイメージだったけどそんなことないし。最後にグッドマンきたときに見たのが忘れもしない、Emergency!だったんだよなあ。当時って芳垣さんのことを認識はしてるけどまだrovoDCPRGでしか見てないわけで、芳垣さんの姿自体はまだほぼ見ていなかったのだ。でも興味は持ちはじめてて、それで見に来たんだけどまさにここでやられてしまったんだよなあ。その最前で見た衝撃はいまでも新鮮に残ってる。ここで見てなかったら人生だいぶ違ったんじゃないかと。それからもう12年もたちましたと。短いとか長いとかで測れないものがあるような。

最後のONJTのときに大友さんが楽屋でもオーバー50ばっかりで〜なんて言ってたけどたしかにこの人たちのあとの人がいないっていうか、いるのか、どうか、みんな60になっても元気でいてくれるかなとかは気持ち心配になったりする。そんなオーバー50ばかり話から山本さんがもぞもぞ喋りだし、客も一緒に年とってきてる、自分の精神年齢は14歳くらいと言うと、大友さん「今日はスーツ着てるじゃないですか」山本さん「中二病やから」とか言う。爆笑。山本さんはこの日ジャケットにメガネ、そんなんだとなんかちょっとインテリな人にも見える気がする。それなのに中二病とか言うから笑う。大友さんと山本さんのギターの鳴りあいが良かった。ONJTだと大友さんが先導ではあるのかな?とか思う。


4日は月見ル君思フでトーキョー×ミナスへ行ってきた。見送ろうかなと思っていたんだけれど誘ってもらい行くことに。これが行ってよかったよかったみんなよかった。月見ルは行くたび株が上がっていくな。もともとツチヤニボンドとレオナルド・マルケスの2組で決まってたみたいだけどそこにキセルが加わったみたいで。
キセルがトップバッター。で、なぜか曲順うしろからの感想。

9.声だけ聞こえる
兄のくり返し鳴るギターがすごく心地よいということに気づく。どれもこれも今更なような、でもそれは今日この場所で見れたからという唯一性を感じる。見る場所、見る距離、その日その日で見えてくるものは違うと思う。また次のときにはもう見えなかったりもする。それらひとつひとつが手の中にいつも落ちてくるようだと思う。
8.柔らかな丘
柔らかな丘は音源からアレンジがはいってリズミカルになっていて、これだけは元の方が好きだなあと思ってしまうところ。たぶん発売時に音源でけっこう聞いちゃってて馴染みすぎてるからかなあと思うけれど。でもそんだけよく聞いていた曲だから、妙にきゅんときちゃうんだよなあ。
7.絵の中で
弟ボーカルが明るい幻から残ってきてくれて嬉しい。おわりとはじまりにぼわぼわぼわぼわーっとした風景があってその間に歌がはさまれるという感じがとても楽しいと思う。ぼわぼわぼわぼわーっとした音はすごくキセルらしい気がする。
6.終わりの季節
ちょっとこの曲は順番があやふやだけどこのへんだった気がする。こないだの中華街ではやらなかったけど、やっぱり何度聞いてもいい曲だなあと思う。キセルが歌う風景にぼおーっと吸いこまれるようだ。この曲で唯一ノコギリ使用。
5.ミナスの夢
まあミナス×トーキョーと題されているんだからやるんだろうなと思っていた。たしかアルバム発売の頃だかにブラジルのミナス派の音楽ばかり2人して聞いていて〜みたいな話を聞いた気がする。それで曲ができるんだから面白いなあって思う。曲をつくる人ってのはどんな心地なんだろうかと思う。羽の生えた声という歌詞がひっかかる。それはそのもののようにも感じるというか、想像させられること自体にくすぐられる。
4.そこにいる
また殺されるがきたーと私のなかではテンションあがる。イントロが音源とはすこし変えていて、兄のギターのみ、からベースとドラムが同時に入るようになっていたと思うんだけど、そうすると弟のベースがずうっしりと響いてくる、という発見があった。これもまん前で見てたせいだろうか、そうかこんなにのっしり入ってくるんだ、魅惑的なんだと思った。
3.teach your children
珍しく2人のはもるところでどちらかが歌詞を間違えていた。下むいて聞いていたからあれ?!と思って顔あげたら弟がにがーっと笑っていた、ゆうこさんもたぶん、だからきっと兄もなんだろう。ほんとはよくないことなんだろうけど、でもそんなレアなときを見れてまたそれはそれでいいもんだと思ってしまうファンごころとして。
2.時をはなれて
兄はエレキでもアコギでもピックを使わないから、他にそうゆう人見ないから私のなかでは珍しいというか指でひくのは痛くないのかなとか思うところだった。まあわりとぽろんと弾いてる感じだからかなとか思っていた節がある。しかしこの日は兄のまん前で見れてわかった。場合によってはけっこうがっつりめに力強く指で弾いている。で、特にこの時をはなれてではそうだったのが印象的。音の強弱というよりは音の太さやふくらむ音の幅みたいなものとして違いがあるんだなあという感じ。なんかそれに気づいたら、それだけなんだけど、自分のなかでのキセルの印象はまた更新された。紅葉した葉がはらはらと落ちていくような。そして兄の手はけっこうごついのかなあとか見る。キセルはけっこう前の方で観れる機会多かったのに今さらこんなんに気づくとはというショック感もありつつ。しかし弟もよく見たら大きく見えるような気がしたりしてじゃあみんなそんなもんかと思うに至る。
1.星空
を?!と思ったらななんと先週の中華街で最後にお客さんリクエストでやった星空!うわあああと胸がつまる。なんかなあ、こうゆうストレートさがいいなあと思う。だってたぶん中華街でリクエストがなかったらその時はもちろんこの時もきっとやらなかった曲だ。その急に顔をにょきっと出してきたものが、今日にまた繋がってきたことにひそやかな喜びが沸き立った。もう終わってしまったはずの中華街の夜がまた顔をだす。そうゆうゆるやかな連結。この曲は兄の声、メロディがすごくよくって切ない。きゅっとくびれた壺みたいなんだな。

マルケスさんは最初の3曲くらいはソロで、その後はドラムとベースが入ったんだけどマルケスさんのギターがなんと!シロップ五十嵐さんの昔のレゲマス時代の音に似てる!つまり私の好きなギターの音。ああゆうあまったるいような音だす人はなかなかいないが、なんか似てた、びびるほど似てた、どうにも似てた、うわなんだこれと思う。それでいてキセルの音楽にもすごく似てるっていうか通じているから頭のなかでこんがらがる。あれそうなるとイコールで繋がってしまう。でもそうだキセルとシロップは実は私のなかで相性よかったんだって思い出した。それでマルケスさんはすごくすごく良かった。

そして終バスの事情により最後まで見れなかったけどツチヤニボンドは演奏する幅が広くて面白かった。色んなものがまざった音楽だなあと思うんだけど私はそうゆうのって芳垣さんまわりで聞いてきてるだけだから、そことはまた違った人たちによるものという点で新鮮な面があった。


それで9日はモーサムのRide into HEAVEN TOUR初日を千葉ルックへ見に行った。ルックはまた14年ぶりなのだった。考えてみたらどのバンドでも初日で見ることってほぼないよなあと。東京はたいがい最終日だから。でもまあ千葉なら横浜とたいして変わらんだろってことで行ってみた。まあさすがにちょっと遠いとこまできたもんだ感はあったけど。とりあえずモーサムは次の記事にしようそうしよう。