液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

結局三月は一本しかライブに行かず、自然とここも書かず。でもやっぱ時間できたときに書こうと思っちゃうけどそれはどうしても完璧に完全に仕上げてという考えがうわまわってくるからなんだけどまあそれじゃなくても、短く適当でもさっさと早いうちがいいのかもしれないと思ったり思わなかったり役割を与えたかったり与えようとしたり全無視したり。毎日毎日のただくりかえしの続きの中で大して何も変えられないし、あれやこれやとイメージしたものだって簡単にするする手放していってしまえるくらいのものだから、自分が何を大事にしたいとかもぜんぜんないのかなあと。そして急にそうとてつもなく急に自分の将来という老人が不安になったりして。この先老人になって私ははたして生きていけるのか、生きていけなさそうという未来不安がずんと降りてきてそのときさっさと死ねなかったらどうしようという不安にいだかれる。今こんな能天気に生きているつもりなのに急にそんなんに包まれてどうする。お金なんて今使っても使わなくてもどうせ同じじゃないかと思ってパーっと今したいことのために使ってしまえばいいんじゃないかしらとふわふわしていたせいだろうか。

昨日の日曜日は新宿タワレコでOrquesta Libre+ROLLYのインストアライブがあったんで見に行った。オルケスタリブレはなんやかんやここ一年半くらい見ていなかった。予定が合わないのと、どっかそこまで入り込んで好きではないような気持ちもあるようで。でもライブで見たら楽しいのはたしかなんだよなー。それに他にこんな音楽を聞けるところはないのだ。というのはわかっていながらも。
なんでローリーとやることになっているのかは知らないでいたが、ライブの前に芳垣さんとローリーのトークがあって芳垣さんの方から声をかけてローリーがyoutubeでオルケスタリブレを見たら三文オペラをやっていてローリーも三文オペラが大好きだったとのこと。そして実際会って喋ってみたら二人は意気投合するところが多かったらしく、また、ローリーの出身地である高槻に芳垣さんも中高生のころいたらしく、同じレコード屋に通っていたとか、そのレコード屋はすごく小さくて、今みなさんがいるフロア程度で右半分ジャズ、クラシックとかで〜なんて話まで、とにかく二人がほがらかに楽しそうに話をしている姿は印象的で、すごくいい雰囲気で一緒にやってるんだろうなあというのがうかがえた。芳垣さんがそもそも昼間の照明のもと出てくること自体新鮮なんだけれど(へんなかんじ〜)、ピットインとかでメンバーと喋ってるかんじともまた違ったリラックスムードな感じがよいなあと思った。そして芳垣さんがローリーに声をかけたのはザフーのトミーが好きだと言っているのを以前からテレビなどで耳にしていたかららしい。あとオランダのプログレバンド、フォーカスが好きというのも共通項らしい。そんなずるずると続いていきそうな雰囲気のトークだったけれど、ではライブへということで。
今回は選抜メンバーってことで、芳垣さん(ドラム)、ギデオンさん(チューバ)、椎谷さん(エレアコ)、高良さん(ピアニカ)、そしてローリーがエレキ。はじめに3曲続けてと言っていたけどなにがなにかは全然わからず。が、かっこいいのであった。芳垣さんがスティックではなくハケみたいな類のものを使っているのが気になった。もちろん普段から使っているけど普段ならもっとスティックで音だしていくよねって思うとこまでそうだから、もしかして音大きくなっちゃうからダメなのかなと思っていたら、やはり禁止令が出たとか言っていた。ライブではスティックで叩きますんで、と言っていた。それでも十分音しっかりならしてるなって感じるところもあったあたり、グルーヴができてるわってあたり、流石というのかへたに何かを落とすことはしてないなと思ったけど、あースティックならもっと気持ち良く音が鳴るんだろうなあと思うところもあり、物足らなさ、よって生でスティックで聞きたいねえと思わせられるんだった。以外と芳垣さんがよく見えたのはラッキーだった。
一番目立って見えたのは椎谷さん。とにかく装いがおしゃれさんすぎて素敵なんだけど、また終始にこにこ笑顔でいらして完全室内なのに春のさんさんとした陽光のもとにいるようだった。かっこいいわあと思う思う。限られた楽器ながらも全体の音楽として十二分に成立しているし不足をほぼほぼ感じさせないくらい気持ちよい。これが倍メンバーになるんだからなあ。
んー、ワンマンは行けるかどうか仕事の予定によりけりになってくる。でもこの先もまたローリーと一緒にやっていくようだし、であれば見ておきたいところでもある。


今月の1と2は2日連続でモーサムを見た。去年から3ヶ月ぶりくらいのモーサム。MO'SOME TONEBENDER VS モーサムトーンベンダーという企画で新代田FEVERでやると情報出てチケット先行があったのは1月だったけど、企画内容がでたのはまたそのあとだったような。

1日目は英語タイトル曲のみでアコースティックセットあり、という事前のアナウンス。この日はわりと前の方のはじの方で見ることができた。なんだかこんな間近な感じでモーサムを見るのなんて久々のかんじ。ルックとかもちょっと後ろ程度でも近いけど、はしっこ、今回はもも側、からステージの四人がよく見えるという図は正面から見るのとはまた違った近さを感じたし、とても面白かった。FEVERは客席が平らだから後ろいっちゃうとほぼほぼ見えなくなっちゃうのがちょっと難で、どこらへんで見るのがいいもんかけっこう悩むけどはやめに入れればなんとか見やすいところも見つけれるかも。
イサムさんが緑のコートのフードもかぶって登場。いいねいいねえと思っちゃうそれだけ。今回というか今年になってからイサムさんがツイッターで発言が活発気味なところがおもしろいなと思っていた。イサムさんの昔からダウン着て登場するところとか、モーサム全員それぞれが放つ自分のやり方、表すところの突き出し方は昔からぜんぜん変わらないというか一貫して主張されていて、なんていうかそれが3人それぞれバラバラに各々にやっているんだってこと、その各々の強さを改めて感じる気がするこのごろ。

一曲目からテンション高い。二曲目も高い。なんていうかよくこんな初っ端からテンション高々とやれるよねと、ほんと、感心してしまう。でも最初が高すぎでそのあとちょっとだれちゃうかななんて気もするけども。英語タイトル曲ときいたとき、最近やってない曲でいうと、ていうか昔の曲でいうと、idiotが聞きたいななんて思っていたら結構早めにきた。うわうわ自分でそんなこと思っていたこともすっかり忘れていただけにちょっと嬉しくて泣きそうになった。なんでこの曲がそんな好きかっていうと単純にこの曲やってるころからモーサムライブ行き出してるからっていうただそれだとは思うけど、このころの曲はやっぱPVとかでもすごくよく覚えてるしとにかく自分の無自覚なところが身体が脳がこころがぎゅんとひっぱられちゃうんだということがよくわかる。それにしてもこの曲やるのすごく久々じゃないかと思うのに、なんていうか狂いが一寸もないような、昔やってた時と一寸の違いもないように感じられて驚いた。ちがって当然のはずなのに、と思うけど、でも私自身がまるでこの曲のだいたいぜんぶを覚えているような気になるところの数十倍も三人には身に染み付いている曲でもあるんだろうなあと思った。昔よくやってたもんなあ。またそこにしかとついていってる水野さんもえらいなあと思うけど。この曲の時はただひたすらいろんな感動の思いにのまれてしまった。ああでもまたぜひ聞きたいよ。まあやらないだろうけど。でもいい曲だよ。かっこいいよ。ヴァザーーーって音が重なりあうようなところが、流れ落ちていくようなところがとても好きな曲だ。
んで次がnutsだったと思うんだが、どうもこの曲の時だけ異様に音が悪く聞こえた。というかnutsはそうであることが多いんだけどいったい他の人たちにはどう聞こえているんだろうか。いつもイサムさんのショルキーが音出てない感じでももの歌も音程が低く聞こえてすごい無理感のある演奏に聞こえる。ショルキーが音でてないとこの曲は全体の印象があがっていかないというか。私だけそう聞こえてるんだろうか。
そしてアコースティックタイムではなにやるのかなと思っていたらちょっと予想を裏切られる。アコースティックよりな曲をやるのかと思っていたらぜんぜんそうではなかったっていう。2曲目のin the airは特によくって、よすぎて、ぜひともこれを耳コピしようと思って、した。1〜3弦しか使っておらず、わりと音がばらけているから和音とはいえなんとかはじめてのコード耳コピに挑戦してみるかと思えた。シロップに比べたらやはりそれなりにけっこう動くしで大変だけどすごくきれいでいい曲だーとたのしくやっている。この機会で聞けたことはすごくよかった。ももは声もギターも控えめなんだけれどそのひそやかさがぐっとこの曲の雰囲気をもちあげるなあと思った。またアコースティックベースを弾くタケイさんはとても真剣なまなざしというか、いつもと違う緊張感をまとっていたような。水野さんはそれこそ上で書いた芳垣さんが使ってたハケの類のものでドラムを鳴らしていたと思う。基本的に力強さが求められるであろうドラムでこんなさわやかな音もあわさることが新鮮だった。イサムさんはこのとき全然見えなかったせいもあって何やってたのかよくわからず。ギターなのか?とにかくこの曲にほれぼれしてしまった。
そして3曲目がDRUM SONGだったのでびびった。はじまったときあれ?この曲なんだっけ?と思って、あれでもたしかドラムがどこどこしてるやつじゃないっけ?と思った。イサムさんは首からベルトさげて叩く太鼓をたたいていたが。イサムさんのそんな感じ久々に見れてたのしかったけど。これもすごくよかったが、よくぞこの曲をアコースティックでやろうと思ったねすごいよ誰も思ってなかったと思う。
このあとはけっこう最近のライブでもやっていた曲が多くて安定の流れのようだったと思う。hammmmerとかは久々だったかな。
アンコールは予想していたけどGREEN&GOLDをやって、echoへと、こないだのツアーと逆順であった。GREEN&GOLDでは最後、水野さんがてへへ顔で叩きのめしていてイサムさんがおじいちゃん顔で、ええまだ叩くの叩けるのかい孫よ、みたいな顔をしていた。前回のツアーでやっていたからechoはやるかなとは思っていたけど、曲のもつ強さはにじみ出てくるものだなと感じた。どうしても昔と比べてしまうかなというところはあって、そうすると記憶ゆえに美化されてるのかどうかわからないけど現在のほうが昔より粗い演奏の印象を受ける。言ってしまえば昔は繊細だったのだなあと思う。ピンと頭の先からつま先まですごく張り詰めたものがそこにはあったんだろうと。それは実際そうだったと思う。そんな特性はあった。と、わかってはいたけど今と比べるとよりハッキリそう感じる。かといって今の粗さが悪いとは言えないのがおもしろいところだ。どうもその粗いと感じるようなところはダイナミズムとして、ザラついた荒野に頬をべたっとくっつけるような感触として面白く感じられる。それでいてやっぱり美しさもある。以前とは違うギリギリさ、なのか。つづいていくものは面白いなと思う。つづきと変容。それらがねじりまざる。くみこまれていく、変形変容組成していく連なり。そうゆうものごとを言い表すことばは色々あるだろう。けれどそれをとにかく自分のからだでがっつり受け止めることができることが、複雑で、うれしいことだと思う。複雑でどストレートだ。
echoのとき、二本のギターの音の重なりがすごくきれいに聞こえたところがあって、すごくよかったなあ。


二日目は日本語タイトル曲のみ。やっぱりこの日も初っ端からテンション高い。当たり前かもしれないけどあらためてやっぱりすごいと思うわ。シロップなんて最初ぜんぜんあがってきてないからな。まあそれぞれに特徴特色あってみんな好きだけど。でもこの異様なテンションの高さでせめられるモーサムはすごいなと思うんだ。
二日目のほうがあっという間で、たしかに時間も短かった。でも二日目のほうがよりよく全体がまとまって上り調子の感じはあったかなあ。モーサムはやっぱ中身は時間かけてあがっていくなあと思う。
やはりボレロなんか聞くとぐっとくるあたり、やはり私はHELLO、LSDの曲あたりがドツボだよなあと思う。HELLOの曲とかは冷たいコードやHighがあるから他がなかなか聞けないところがさみしいもんだけど。この日は新曲が3曲披露され、どれもよい感じに思ったけどわりと地獄天国盤とか、それ以前の曲のパンクっぽさとかは影をひそめたかび臭いようなロックっぽい曲だったのが印象的。地獄盤を初披露のときなどどれも早くてうるさい曲、みたいな感じだったからなあ。色々ちょっとなつかしい曲とかつづいたような。シンクロシニティとかやるんだ、って感じなどしつつそう通して聞いているとモーサムは全体にみんなポップなんだなあという印象がおこる。モーサムというとなにか荒々しいどぎついような印象さえ起こってもおかしくない気がするけど、実はポップ要素満載であってということが、それを平気でやっていたんだということに気づかされる。モーサムに感じるあのポップさのポップをどう説明していいのかもわからないけれど、単純にきらきらした前進性とか、か?ペチカのギターの鳴りがとてもきれいでここ最近聞いた中ではだんとつ良かったな。ビートルバーナーから、未来は今への流れが無敵だなと思う。未来は今がはじまると、むかしの曲なのに、なにかまた新しい、新曲のような響きにさえ感じられるのはなぜなんだろう。新しい味、いなのだ。新しい金平糖の味覚が作り出され投入されるようだ。なぜか金平糖のシャワーをあびるような、そんなさわやかささえあった。お客さんのもりあがりもこの最後二曲あたりがすごかったのではないか。小さい箱だとここまでこんなにの一体感があるんだっけって、渦にまきこまれていないながらも思った。

アンコールはロッキンルーラ、凡人のロックンロール、で永遠のベタな感じで終わった。アンコールのあとも拍手がなりやまなくて、電気ついてもやまず、最終的に今日の公園は終了しましたアナウンスが流れてようやくって感じだったけどあれはほんといつまでも拍手を送りたいような気持ちに最後はなっていってたかなと思う。二日で50曲、きっちりやりきったのは受け取っていたと思うし。かなり、とても、おもしろい2daysだった。