液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

アウトドアブランドのColemanのイベントが神宮軟式球場でありそこのライブステージにキセルが出るっていうんで見に行った。行く前に新宿ぶらぶらしてディスクユニオン羅針盤まだあるかなって見に行ったら先週たんまりあった羅針盤のとこだけごっそりなくなっていた。そうよねそうだよねと会えない人は残っていたから買った。あと2枚くらい足りない。ゆら帝の空洞ですも買った。そっから外苑前にいったら、すごい逆流で人混み。どうやら早慶戦だかがあったらしい。なんでこんなにそんなことに人が集まるのかくらい思いながら進むも、あれ?軟式球場って、どこ?の状態に。あちゃー久しぶりにやっちまった。ガラケーで調べるのはもう限界、無理ありすぎ、むしろわからない。でもどうにかたしか地図で見た時はいわゆる神宮球場の後ろ側みたいなとこだったぽいと思って、人をくぐりぬけて向かっていったらなんかわいわいしてるとこあった!この時点でもうキセルスタート時間。最後の信号のとこにきたらベース音聞こえてきてる!うわあああこれはくちなしの丘だあああと思いながら小走り、ななんとか間に合った、これでたどり着けなかったら悲惨だった。よかったよかった。

くちなしの丘はすごく好きででも最近のセットリストでは絶対やってるわけでもなかったから嬉しい。たぶん時間通りスタートならこれがまだ一曲目のはず。
次に町医者!くるねくるね。最近はつづけて前の方で見ていたから今日はうしろのほうでと思ってて、全体の一部にすぎないライブステージはまあどうも音量も大きくはなく出力が小さい感じ。それでもベース音は遠くてもずんーと聞こえはしてたから、音の届き方というのは思ってる以上に違うもんだなと思うけど。そんななか弟の声はちょっと目がさめるように新鮮に響いてくる。目薬をさして風が吹くとでもいうような。そしてこの曲はけっこう高音があるけど、弟も年をとったから若干出しにくいのかなってくらい高音で、でもそれでも前に歌い進む感じがどうも好きだ。むりに絞り出すんでもなく、自然と出す感じだからちょっと届かないくらいでも平気なのか、でもそこに惹かれる。出だしに付け足してる(?)兄のギターひずみがちょっと弱々しくしかでてなくて、でもそれがまた良かったりする。

次にピクニック。ぴったりだな!三角の連なりのガーランドみたいなのが風に吹かれてて、その風の流れが可視化されているのがたぶん気持ち良い。子供の声、大人の声だっていりまじるけどキセルはそうゆう周辺のがやがやっとした音を決して邪魔とは思わなせないところがある。それらをも含めてしまう、自分の音たちだけで世界を埋め尽くそうなんてしてないわけで、それだけでないものをも取りこめるのはそれはそれで強いものと思う。まあ音源でも外で録ったような音いれてるから聞く側にも自然なんだろうけど、それにしても子供の声ははまりすぎちゃうくらいだ。リアルに体験して、それがライブだけの場でないというのがたぶん大きくて、ああほんとうに子供の声がよく似合うんだというのは少し驚いた。ライブだけの場でないというのは音響環境的には弱くてやる側としてはどうだったかわからないけど、全体な音量の小ささはそこまで不満でもなく、まあもうちょっとしっかりした音で聞きたかったのはあるかな、でもそれは自分がもうちょっと前のほう行ってればよかったかもしれないし、キセルのもてる素の音楽というようなものは改めて感じられた。素に、となりにある音楽。座って、自由に聞いたり聞いてなかったり流れてくる。
ただ歌ってる時はいいんだけど、MCはもうかなり何言ってるのか聞こえにくく、特に兄はごにょごにょ。隣でキセルスタッフさんぽい人たちがドラムはもうこれ以上出せないんだよねー、友くんのマイクのほうがぬけがいいとか、もっとちゃんと喋らないとみたいなこと言ってたから、いろいろ制限があるのかなあと思いつつ。ドラムはほんと音小さかった。
新曲、ひとりぼっちの人工衛星と続いてベガ。お、これも聞くの久しぶりだー。後半の二人のコーラスがすーごくいい。あーこれは野外で、うしろで聞くからすごくいいのかなーと思った。そうゆう音の広がりがだって気持ちい。きれいだー。弟の高音と兄の低音が山を描くようにゆれ交じり合う。すごくいいもんを見た。他の曲でのサビでのコーラス、とかじゃなくて、ここは完全にふたりでおりなすハーモニーなんだなー。やっぱ後ろのほうが音の見え方の多様さはあるんだよなあ。最近前のほう行きすぎてたから、やっぱ後ろで聞くことも大事だ。たのしい。新曲はやっぱイントロが異様なほどにポップというか、ミスチルっぽいみたいなこと思ってしまうがあれはなんだ。

最後は春。やる前にたぶん兄がまだ春なんですかねえ?みたいなこと言って弟がまだ梅雨前やし!とかなんとか、ちょっと無理あるような会話をしていたと思う。しかも珍しく来月のライブ告知をしていた。そして最後は兄が若干たたみかけるように喋りきりありがとうございましたと言って歌い出した。なんだろう?あまりにぬるい雰囲気でやりずらいとこあったのか、もしくはやっぱりマイクの音量も小さいから私にそう聞こえただけか。わからん。でも春を聞けるのも今年は今日が最後かな。弟がピアニカを縦にして吹くのはマネの笛吹きの少年の絵を思い起こすようなかんじでかわいい。

そんなこんなラフな感じで見てたらキセルライジングサンではじめて見たときのことが思い出された。レッドスターがはじめてできた年、02年、サンステージからハイロウズがほんのりわいわい聞こえてくるなか、2人だけで音を出していた、あのぼんやりした夜。それだけの音でなく何かをも含められる音、そうだそれがキセルだったんだなあなんてひとり合点したりして。

終わって帰ろうかなと思ったらリュックとか安く売ってて15Lの小さめリュックが安かったんで買ってしまう。これはよかった。しかし迷って焦ったぶんなにかむだに疲れた1日になった。