毎日あかるく前を向いたり、すべて後ろ向きに落とし込みたくなったり、行き来する。生きてることはなんてあほらしくて、くさっているんだろうと思う。はやく終わってくれないかなと思う。でも終わらせられはしない。



何年か前、死ぬことができないのなら生きるしかない、いきることをがんばるしかないんだと思ったことはそれまでの数年を思うとようやくたどり着いたものだったように思う。それはすごく明快な答えだと思っていた。でも、ならば、それが成り立つならば、生きていられないなら死ぬしかないのではないか。ということも成り立っちゃうんじゃ、ということに今さら気がついた。
そんなんはどちらの極に立っているかで違うものなんだろう。そのとき自分がなにを見ているか、それまでなにを見ているか、それでそこで出てくる言葉は違って当然のような気はする。



めずらしくベッドの上で頭をテレビの方に向けて寝転んで見ていたはずがそのまま眠ってしまった。夜中の3時ごろ目がさめると部屋の電気はこうこうとついていて、NHKがついていて、清涼な映像が流れていた。明るい照明の下で自分は寝ぼけていて映像は静かだ。その時ふいにこれは大学生のころの一人暮らしのときの部屋のようだと思った。そんなことを急に思うなんてどうかしている気がした。