液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

先週の金曜日の朝刊で、これは自分の近い未来なのではないかという記事を読んで、そしてびびってしまった。びびりついてしまった。
それは40代で非正規で独身で実家暮らしという女性のことだった。手取り12万、美大に通っていたので趣味で水彩画を描いたり、飲みに行ったところでいろんな年代の知り合いもいる、姉家族のとこに行けば仕事の愚痴は聞いてもらえるし、甥や姪はかわいい、そっと死にたいと思うが甥や姪の顔が浮かぶ、そしてまた求人を見る、というような内容だった。これを読んでこわくてこわくてこの日の晩はこの記事のことが頭から離れなくて、どうしようどうしようと頭の中がたらたらと汗をかいているみたいだった。こんなひとつの記事でそんなに動揺してしまう自分がこわかった。どうしようたって、どうすることができるんだ。今の私にその未来を避けようという意思は、力はあるのか。なんでこんなに怖れなくちゃいけないんだ。なんなんだ。