実家で新しく飼うという子猫二匹が連れられてきた。母の仕事のお客さん夫妻、車がアウディの白色でかっこいい。子供はいないそうで猫は5匹飼っているらしい。お二人ともすごく感じの良い人。例えばこういった人たちは政治家などが子供を産め、産まないのはダメ、といったような発言をどう捉えるのだろうか?と気になってしまう。独身の将来結婚も出産もしなさそうな私とはまたそれは違った感じがあるのだろうか。そういえば猫が来る前に初めて期日前投票に行ったんだった。いつも当日に行った時も自分より上の世代の人ばっかだなと思うけど、期日前でもそれは同じだった。若い人はどうやって政治というものを自分の生活に直結したものだと捉えられるというのか?自分はやはり全く考えられていなかったわけだが。愚かなのだ。愚かなのはあまり良くないと思う。この国の教育全般が間違いまくっているんじゃないかと私には思えてならない。で実家退散。大宮駅のAKOMEYAで会社ではく用のスリッパと半額になっていたポーチを買った。やはりボーナスが出て気が大きくなりがち。ささやかな買い物だが。

それから有楽町のヒューマントラストシネマでCOLD WAR あのうた、2つの心を見た。ポーランドからパリやユーゴスラビア、そしてまたポーランドへと大陸を移動するがポーランドでの景色が強烈に美しく、パリなんて陳腐でつまらなくなってしまうモノクロの光と闇。そしてそれにそのまま呼応する音楽。この予告動画が強い…


Trailer de Cold War — Zimna Wojna (HD)

映画を見終えてはじめてこの動画見たけど、この歌と演奏だけで映像をひっぱることに改めて感動する。冒頭から非常に音がよく録られていることに驚き、わくわくした。主人公の男女が土地と時代を移動するなかで歌われ演奏される音楽も違う装いになりそのとき音楽は言葉以上にものがたり、さらけ出される。

すごく良い。背景理解がやや乏しくて、え、そんな簡単に亡命できるの?緊迫してるのかしてないのか?とか説明描写がないので戸惑いありつつ映像と音楽の張り詰まった引き合いによるものがたる強さで見事に事足りている。主演の2人もとても良く、共に苛烈な男と女のやり取りは無茶苦茶で、可憐でもある。

最近見たモノクロ映画といえばローマだったけど、モノクロの質感がまた全然違うと思う。まるでまばたきをし忘れている気になっていた。胸から上で人物を撮ったカットがいくつかあり、それらは特に印象的だった。違和感であり美しく秘められた。また固定で撮っているカットはまるで写真のように見惚れる。

イーダってあのイーダを撮った監督だったのかー!と見終えてからわかった。いい映画、として最終的に本当に自分の中に残るのは時間が経ってからじゃないとわからない。時間がたっても自分の中で思い出され、浮かび上がり、見つめる時が来ないと、それはわからない。ツイッターでフォロワーさんのRTかなんかで知ったので見に行けた。知れることはラッキー。こうゆうところでやはり信用できる知らない人がいるツイッターはありがたい。でも所詮本当に自分が信用できるなとまで思える人はそうそういるわけではない。一体何を根拠に信用しているのか。でもあるのだ。不思議だが。