午前中から山梨の現場2回目。山梨の人たちみんないい人たちじゃない?って感じで早々に終わる。お昼を談合坂サービスエリアで食べるほうとう。美味しい。結局そのまま早めに仕事切り終わり帰宅。それから秋葉原へライブを見に行くという流れ。会社からそのままどこかぶらついても良かっただろうけどなにぶん疲労が取れてないのでいったん帰宅した。詳しくはツイッターで書いた。
昨晩Phew・山本精一 ツーマンを秋葉原グッドマンで見た。まず各ソロ、2人ともそれぞれの音の素材、部材といった質感がよく浮かび見え、コラージュするような奥行きや前後の層の関係性として貼り付けられたり縫われたり手で直接触り形作っているよう。Phewさんは上へあがっていく風向きのような音の印象 pic.twitter.com/rmavU2REvr
— きゅー (@qyuu) September 18, 2019
下手スピーカー寄りにいたが、電子ノイズの音がとてもよくきれいに聞こえたのが印象的。特に山本さんのぼたっとしたふくらみのある音、それが点滅するように連続して出てくると気持ちよく吸い込まれる。そういえば山本さんのノイズは狭いとこでばかり聞いてたから、印象が違うのかもしれない
— きゅー (@qyuu) September 18, 2019
そしてデュオ、今年始めのスーデラ見に行ってないしわくわく。そういえばこのふたりの並びを初めて見たのは16年前の9/11(日付で覚えてる)になる。MOSTだった。Phewさんはその時初めて見て、他を蹴落とすようなかっこよさと同時に誰をも受け入れる朗らかな抱擁みたいなものが同時にあることが
— きゅー (@qyuu) September 18, 2019
すごく不思議な感覚として感じられたのをよく覚えている。それはそのあと幸福のすみかを聞いても納得の謎で未だに何と形容したくないままある。山本さんはソロや他の人とやってるのも見るけどPhewさんとやってる時は絶対的にまるで他とは違うように見えてしまう…なぜだろう
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このふたりに感じるなにかすこし変な感じ、その変ってのはつまり他の人たちと違うことから生じる違和感だと思うけど、ふたりが並んだときって多分性別っぽいものが打ち消されているような気がするのだよな。性別が持つ「らしさ」や優位性みたいなものがどうもないのだ。それは普通あって当然なのでは
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ないかと思うけど、その当然さが当然のようにない。この、この感じって一体何なんだろうってずっと思ってる気がする。MOSTをはじめて見た時からずっとつながってる。そしたら、まさか今日このデュオ形態でMOSTの毎日をやったので私は感動した…。山本さんもちっさくちゃんとコーラスしてた…
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最初は全然わからないくらいのアレンジというか、楽器の違いによる相当な曲調の違いなんだけど歌詞が!これは!!と気づくとええー⁈こんな風に出来てしまうの⁈と驚きでくらくら。何があったのかよく思い出せないけど。最後の幸福のすみかもむちゃくちゃに良くて、何があったのかよく思い出せない
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一体どんな音で、演奏で、といったことの正確さは私には全然描写できないけど、かっこよさとか新しさとかそうゆう概念じゃなくて手にした道具を使って創造することの凄みを目の当たりにしたのでいわゆる尊い…というのはこのデュオのために使ったらいいってことなのかな?と思った
— きゅー (@qyuu) September 18, 2019
歌うことや演奏することの完璧さとは必ずしも必要ではなく何をどう演奏しようとしているのか、音のひとつひとつの表現に細かに手をかけるその工程は尊いと同時に悪魔の手のようでもあり、2人とも長机に機材をセットした見映えのせいか余計にその手元を眺めているという状況を意識させられた気がする
— きゅー (@qyuu) September 18, 2019
ふたりが横並びに座って演奏してるの、歌ってるのはもうほんと最高にかっこいいし人間代表って感じがした。とてもとてもとても良かった。見て聞いたことの驚きは時間をかけてろ過されるように身体に落ちていく気がする。沢山の音の手ごたえをもらった気がする。岩場で眠るようにやさしくあたたかい pic.twitter.com/LHFCy8eXi2
— きゅー (@qyuu) September 18, 2019
この10ツイートにphewさんがいいねしてくれてて恥ずかしい…。前にもライブの感想書いてたらいいねをくれていたのだけど、基本的にご本人に読まれてるのは恥ずかしいとしか思えず、phewさんが!!!ということはでかい。なんだろうな、自分の中でphewさんはその存在感に無言になるしかないといったところがあるのだ。前に飴屋さんとふたりでステージ準備中に立って喋っているのを見たときも、この二人の存在するオーラがやばすぎると思ったし、そうゆうわけで嬉しいより恥ずかしいけどこっそり嬉しい。
読み返してみると、わからなさの中にあるたぐいまれな豊潤さにやられた気がする。山本さんソロのこういったエレクトロニカな部分が発揮された、音響を存分に操るたぐいのものを久しぶりに聞けて嬉しい。最近あまり行けてなかったもので。しかし久々だったとは言え、これまで見聞きしてきた様々な要素がここでいっぺんに出くわすようにコラージュされたというのはかなり印象深かった。人の音声のようなサンプリング要素は山本精一ナイトの時の演奏を思い出した。そして山本さんのソロのphewさんのソロがなぜか?繋がっているというか、共鳴しているように見えたということが何よりも驚きと不思議だった気がする。こないだUFOCLUBで見たときのphewさんは全然違っていたしなあ。そしてデュオセットも驚きばかり。感動ばかり。じわじわとやってくるあたたかさに殺されそうで。はわわわわわわと整理も理解も追いつけない。こうゆうときの頭真っ白感は放置するしかないけど、いやでも理性ゼロなわけではないし、もっとこうゆう時にも音をよく見ることに努められたらとは思う。音についての自分なりの解釈をもっと追いかけたいって感じはあるんだよなあ。そこが弱い。
今日はiさんと会った。山本さんのライブ来て話をする人がいるのは新鮮だなあと思う。ちょっと不思議だ。