朝つけてたNHKでリモートワークに関する特集が流れはじめた。私はもうリモートワークというそれだけでうんざりして、音量をさげた。消さないのは7時半からの朝ドラを見る手前だったから…。もうリモートワークばっかりうるさい、と感じてしまうのだ。世間で労働してる人の一体何割がリモートワークしてるのか知らないけど、なんでそんなにリモートワークのことばかり取り上げるの?と思ってしまう。リモートワークなんてしてない、できない、そもそも仕事がなくなってる人たちはまるでいないかのような気持ちになる。リモートワークこそが新しい働き方、それこそ新しい生活様式としての代表格として持ち上げられているのだろうあり方に、なんだかもうイラッときてしまう。狭く小さい自分だと思うにいろんな形、状況で困ってる人たちや、新しい方法をはじめた人たちを取材した放送もしているとは思う。でもなんかみんなこうやって頑張ってます、みたいなのばっかりで、それもそれでなんかつらいのだ。頑張っていることがいいこと、えらいこと、協力しあうのっていいよね、もちろんそうだと思う、思うけど、そこに乗っかれない人たちはじゃあどうなるのと思う。

 

先週のジャズトゥナイトのこどもの日特集?で流れてた曲で好きだったミンガスの曲。好きになれる曲って、一発でわかるの、面白いなと思う。特にこの番組を聞くにあたっては流れてくる曲ほとんどを知らない状態で聞くから、自分がこれはいい!と反応できる曲とそうじゃない曲って露骨も露骨。自分にとってこうゆうビッグバンドで音がたくさん色々鳴ってるものに惹かれるときの感触って、やっぱり源流にDCPRGを感じるのだ。もちろん時代的にはDCPRGが後なわけだが、DCPRGからの遡りは気持ちが良いものがある。自分が聞いていたものが、聞いていたのはなんだったのかというところを突っ込まれてくるような感じとかある。私はきっとなんも意識していなかった。何も知らなかったから。こうゆう音楽があるんだという楽しさ、興奮でしかなかった。すごいバカっぽいんだけど、そのような話がありえたのが17だったということを今なら懐かしみ、皮肉も交えて笑うことが少しはできる。

 


The Shoes of The Fisherman's Wife Are Some Jive-Ass Slippers - C. Mingus Big Band