母に誘われて上尾の紅茶屋さんに紅茶を買いに行く。女性ひとりで主にやっているようだが、そこまでしてやりたいと思えるものがあるということに、もはや驚きというか異常さを見出さないことないという感じがある。自分にはなさすぎて。その後大宮のルミネで遅めの昼を食べて、そごうでパジャマを買った。お茶をしながら本屋の眺めがあり眺めていたらビッグコミックオリジナルで久々に読んだ山本おさむ赤狩りが面白かった話をした。山本おさむの漫画はやはり私に染みついているんだと再確認せねばならない。どんぐりの家を小学生の頃に私は読んでいる。何をわかっていたか、何もわかっていなかったとしても、それでも読めるものだったということだ。赤狩りは最初のほうは読んでいたわけだが、それが切れたのは家をでたタイミングか。内容が複雑になり始めると漫画誌で読むのが苦痛になってくるんだよな。単行本で読む方が読みやすいと思う。私は「岳」をつまらない、何がおもしろいのか理解できない、と最初の頃言っていたというのだが私は覚えていない。でもそれはおもしろい感想だなと思う。そして私はいつからかすんなり岳を読んでいるのだ。文字の少ない絵ばっかりの漫画はたしかに若い頃には奇妙なものに思えたかもしれない。