BTSの動画見て、アトロク月曜のヨシアキさんの特集コーナー聞いて、しばらく野菜をとってないと思ってトマト缶でスープを作った。食べてから映画に備えてすこし寝た。暑くて暑いせいかいくらでも寝れてしまうから寝れる。出かけようかと思ったがどこへ行くにも微妙な時間になっていた。ばかみたい。しかたない。図書館で借りてきた村上春樹をよむ。読み始めれば、やはりそれなりに面白く、読みやすく、ひっかかりながらも読めてしまう。それから池袋新文芸坐へ。濱口竜介「親密さ」を見る。4時間15分、圧倒的な言葉のやりとりとそこに存在する一人一人の顔に冷静と興奮で押さえつけられながら見た。顔が見えなくなる長いワンカット、そこでの言葉のやり取りを見つめ続けることで後半の言葉の数々に没頭する準備ができたのかもしれない。なにかを自然に忘れていくなかにまじってコロナ前のことも忘れていくようでぶるっとした震えを感じることがたまにある。もちろんコロナ前の時間の方が長く生きている。けれど断絶と分断のある現在に慣れすぎて、以前のことをすっかり忘れていきそうだとも感じている。現在の更新に慣れてしまう。まあすごい作品だ。こわいくらい、こわいこわい、なんでこんなものが出来上がるんだろう。すごい。