「少年の君」を新宿武蔵野館へ見に行った。武蔵野館はリニューアルしてからずっと来てなかった。それは単に他の映画館でも見れるからで、それにそうだ北千住に住んでたからそれなら新宿行くより有楽町や渋谷のが行きやすくてそれで会員カードもぜんぶそっちの方面で作ったんだ。シアター2って前は細長くて横列は全部同じ数で座席が並んでいたように思うがリニューアルでずいぶん変わっていた。斜め前の男性の頭が出てて、うわこれはかなり見えないんじゃ?と思ったけど始まったら低まっててそんなに差し障りはなかった。あらすじ読む限りそれ自体は目新しいものではない、古典的なものだとわかっていたし実際そのように話は進むのだけどなぜかとても新鮮にひとつひとつのシーンや登場人物たち、その社会背景や狭い世界の中での関係性に目を奪われていた。主演のふたりの存在感や目つきが良いのはもちろん、高校のクラスメイトや不良仲間の若者たちのさらけ出されたようなままの姿に知っている、わかる、ようなものを感じる。執拗ないじめをしてくる女の子の美人だけど家庭では親からの抑圧が強くてとかいうのも良くある設定だと思うけど、そこに初めて見知る中国における大学受験競争の風景を知って驚きを隠せず、そこに生きる者としての姿によくある設定とかといった規定で眺めることは放られてしまい、若い人たちがそのようにして生きることのリアリティを認めないわけにはいかなくなったのかもしれない。一番の盛り上がりのシーンは半分過ぎくらいまでのところで描かれ、意外にもそのあとが思っていたよりも長く、しかしそこに比重があるのも良かった。若者たち、若い大人と、親世代の大人たち、その関係性もまたどこか既視感はあるもののやはり主演ふたりの若いゆえの強い意志や強い感情が物語をぐいぐいと引っ張っていたように思う。少女チェンを演じたチョウ・ドンユイは涙の粒、量がすごい。私もあれくらいだと思うが。かなり久しぶり、2年ぶりとか?でタワレコ行ったら、9階か?ロック、ポップス、ジャズ、クラシックの階、人が、少ないのはまあ前からそうだけど客層が、おじさんしかいないかな?みたいな?まあそれも前からそうだったかもしれないが、日時のせいもあるかもしれないけど、まあそうだよなそうなるよなと勝手に納得することで受け入れたがあの広い空間が閑散としていることに違和感というか居心地の悪さを感じてしまった。エド・シーランの1stアルバムを購入。エスカレーターで降りると7、8階は若い女性客しかいないみたいな感じで、それもそれで、おお、という感じ。どこかで展示を見て行こうかと考えるも、いかんせん気持ちがのらないのだ思う。