液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

いつまでも繰り返されるお茶会

qyu2005-10-23

今日は久しぶりに長い時間湯船につかった。その間、久々に安吾の日本文化私観を読んだ。恐らく、大学2回になってからは初めてだし、大学入ってからも読んだかどうだか定かじゃない、読んだ気もするけど。少しの期待のようなものはあった。以前読んだ時よりも、少しは得るものが増えることになるんじゃないだろうかと。多分、そうなるかな?なればいいけど・・・くらいの気持ち。
そうしたらやはり、改めて、安吾すげー・・・と、どことも言いようが無い身体の奥の奥の方からとってもとても感動した。やっぱり安吾大好きだ。ん?ここでそう言うのもなんかへんなくだりになる気もするけど、まあいいか。

この三つのものが、なぜ、かくも美しいか。ここには、美しくするために加工した美しさが、いっさいない。美というものの立場から付け加えた一本の柱も銅鉄もなく、美しくないという理由によって、取り去った一本の柱も銅鉄もない。ただ必要なもののみが、必要な場所に置かれた。

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僕の仕事である文学が、全く、それと同じことだ。美しく見せるための一行があってもならぬ。美は、特に美を意識してなされたところからは生まれてこない。どうしても書かねばならぬこと、書く必要のあること、ただ、そのやむべからざる必要にのみ応じて、書きつくされなければならぬ。ただ「必要」であり、一も二も百も、終始一貫ただ「必要」のみ。そうして、この「やむべからざる実質」がもとめたところの独自の形態が、美を生むのだ。

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すべては、実質の問題だ。美しさのための美しさは素直でなく、結局、ほんとうの物ではないのである。要するに、空虚なのだ。


幾つも印象的に刻み込んでくる安吾の言いようはあるけれど、この押しが、すべては実質の問題ということが、すべて、大げさだけど、世界すべてをぼわぁあっと巨大な風呂敷で包み込んでしまうような風力を感じた。なんだろうなー、べつに全然考えたこと触れたことのない話ではないと思うんだけど、こうもストレートに、こう、投げつけてくるのもあまり無いのだろうから、どうしようもない衝撃さを与えられる。多分こんなストレートさは現実にはなくて、もっと少し遠回しだ。このストレートさは刺激的だよなあ。

うーん、やっぱり安吾大好きだ!元々安吾を読むのは凄く楽しいけど苦痛で、エッセイにしても小説にしてもそうで、それでも小説の方がやはり楽で、なんとなくエッセイを読むのは覚悟を要する気がして遠くにしがちだったんだけど、これからはもっと読むようにしていこうと思う。ふむむ。

そうか、今ちょうど、高階秀爾さんの日本美術を見る眼という本を読んでいて、なにか、これに繋がるようなものも感じたんだ。うん。おんもしろいなあ〜〜



昨日はみっちゃんと四天王寺の太子会という、蚤の市みたいな催しへ出かけた。毎月21・22日とやっていて21日が弘方大師の月命日で大師会と言い、22日は四天王寺を健立した聖徳太子の月命日で太子会と言い、境内に露店が骨董から食品まで並ぶという。以前に、空港までの高速バスに入ってる冊子で記事が載っているのを見て以来、行ってみたかったのだ!
天王寺に10時過ぎ頃着くと、なんとか雨風も止み、すこし日が見えてきたというところ。しかしやはり、2日目だし天気も悪いからか、そこまでお店は多くなかったかなー。とはいえそれでもかなり十分楽しんだ。やっぱり四天王寺は楽しいな〜。おもしろい。買い物は古着2点(各百円)と、こんにゃく3玉(五百円)と、キャベツ焼きみたいなの(百円)と、古物のイヤリング(600円)と、それくらいだったかな。でも、とにかく色んなものを見て触れて、2時間半くらいはうろうろした。こんにゃくのおじさんは、若いからと言って試食のこんにゃくを3つもくれた。味噌も美味しかったけれど、とりあえずこんにゃく大好きとしては、目の前で大きな鍋でぐつぐつもわもわしているぷりぷりとしたきれいなこんにゃくを買わずにいられなかった。そのままのものと、青のり入りのと、黒ごま入りの3つ。ぷりぷり!!
四天王寺の境内の作りはなんだか面白い。色んなものが見れて話せて楽しかった〜。ぜひぜひまた来るぞ。
そして麦の花でパンを購入し、なんばへ。湊町リバープレイスにて21・22日と開かれている、関西を中心に活動するアーティスト達の作品を展示・販売する、アート作品のフリーマーケットいうアート・ストリームへ。まずはさっき購入したパンを食べた。デニッシュのカスタードと上に乗ったラズベリーなどとの甘みがちょうどよくって美味しい。チーズパンは相変わらずぎっしり。食べ終わる頃にはまた雨が。なので傘をさしながら見てまわることに。各作家さんのブースはテントで仕切られている。ので、なんとなく、なんかああゆう思わずもろに対面的なものは苦手な身としては、見にくかったような気が・・・。べつにどちらにも悪気はないのにな・・・。だからなんとなくイマイチ見るのに気が入らずじまいで、わりとあっさり見終わってしまった。傘もさしてたしなぁ。しかしそれでも、色んな作業をした色んな人の色んな作品があって、特に絵描きさんを見て思ったのは、絵で表現できるということがとても羨ましいなぁということ。絵じゃないにしろ、自分の表現手段を持っているというのは単純に良いことだなーと思わされた。いやこれは日々思っているんだけど。改めて突き刺さる。版画作品を制作している女の人が特に良かったなぁ。
それからなんばパークスをぶらぶら。疲れたので天王寺へ戻り、ラ・セレナへ。去年から気になっていたナッツ・ベリーというスフレのお店。注文してから出来上がるまで15分。ちょうど夕方だったのもあってか、店内は広くないとは言え全て女性で埋まっているうえに、2.3組既に待つ人が。スフレ、というものを真剣に食べたことはあまりないような気がする。というのもあって、一体どんな感じなんだろうとわくわくしながら待つ。飲み物とセットで秋限定のモンブランスフレを頼んだ。待つこと10〜15分。表面がこんがりと焼けてカップからぼわっと形良く出てきているスフレ。そして生クリームに栗のペーストが入っているものが添えられている。真ん中を潰して食べるらしい。軽くてやわらかい感触。口に入れると・・・うまっ・・・!軽いのに飛ばない甘さがほわわんとする。甘いものでこうゆう風になる食べ物って初めて体験した。すごい!この得られる感覚がすごいと思っちゃったよ。宣伝文句みたいなので、夢を食べているような・・・とかって書かれてて、運ばれてくる前は笑ってたんだけど、思わず一口食べて「夢を食べてるみたい!」と言っちゃうような、まさにそんな感じ。食べてる間も食べ終わった後も夢みたいなイメージだ。美味しかったーと言ってしまうより、それを食べている間は夢の世界へ行けるようだ・・・みたいなかんじ。今度はショコラスフレも食べてみたいな!!今日の写真がそれ。
そしてここでは過去?の恋愛話に花を咲かせた。咲かせたのか?謎だが・・・。私はどうも友達からあんまり過去にしても、進行中であったとしても、恋愛に関する話をあまり振られない。べつにそれを変とは思ったこともないし、皆興味ないんだろうなくらいにしか思えなかったんだけど、みっちゃん曰くはどうも私にはそうゆう話を振りにくいらしい。まぁ自分でも、私は見た目、お高くとまって見られてたりするんだろうなぁとかは予想したりしてるけど。よく言われるイメージ的なものがそうゆうんなんだもん。実際中身はぜーんぜん軽い脳みそであほったれで、そんなじゃないから、だまされてるなぁっふっふっふと面白がっているけど。つくづくイメージは面白い。ってわけで、今までにも散々色々喋ってきたはずのみっちゃんにさえも、初めての話をしてみた。どうやら今まで振りにくかっただけの価値は得られたようなのでよかった。

それから今度はあべの近鉄百貨店の北海道物産展へ行って、人混みの中、コロッケを2種購入。人沢山いたなー。どこでも一緒なもんだ。こうゆう賑わい感って好き。それからまた少しふらついて、帰宅。満喫した一日。

夜ご飯は、こんにゃくに使いきりで取っておいた柚子味噌をかけてウマー、コロッケ一つでキャベツの千切り4分の1いけちゃうくらいウマー、前日に作ってあったひじきと大豆の煮物も味が染みてウマー、あぁ満足・・・。