液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

先週からMBS世界の中心で、愛をさけぶの再放送が始まったので釘付けになって見ている。このドラマの何が凄く好きなのか。多分だいたいどれも好きだ。役者はわりとみんないい。脚本もいい(脚本で特に好きなのは孝之のナレーション的に入る言葉のところ)演出もいい。美術もいい。そうゆう中で特に物凄く釘付けになるのは、撮影の仕事なのである。
主に演出を担当している堤幸彦は面白い撮影技術を取り込む人だけど、このドラマではそうゆうものはあまりない。とにかくストレートにシンプルで、オーソドックスなかんじなのである。そしてそれは私にとってとても新鮮というか、まぁ新鮮だなぁ、新しいという感じではなく輝きに満ち光が放たれている、だから鮮魚的なかんじだ。海からあがったばかりのピチピチピチピチ跳ね返っている魚みたいなかんじが、その画面から溢れているように感じ取ってしまうわたし。
特に一番好きなのは、サク(孝之)、アキ(綾瀬はるか)、サクとアキの2人、をカメラでありテレビの枠、の真ん中に置く図である。この図がどうにもこうにもなんとも美しい。ストレートにシンプルにその像がガンっと目に飛び入る。それは決して辛い刺激などではなく、一見なんてことのないようでいて、そこの世界に惹き込まれるような名画のような美しさがあるように思う。私はこんなことを平気で言ってしまえるくらいこれが大好きだ。サクとアキ以外もとにかくこのドラマではやはりわりと人物を画面の真ん中に置くことが多いような気がする。正直他のドラマでそこまで気にして見たことないから比較出来ないといえば出来ないのだが、つまりそれは他のドラマでそうゆうことに気が取られないということになる、私の眼にとっては。
しかしそれでも今までに見てきたドラマを色々と思い出してみる。それらと比較して考えて見ると、なんとなぁく思いつく点は、やっぱりカメラの枠の捉え方の美しさではないかと。必要なものを無駄なくきちんと納めている感じがするのだ。例えば一人の人物をしっかりと撮るのであれば胸らへんから頭の上まで真ん中にすえる。そして左右と上にはほどよい美しい背景がある。もう少しアップになる時は、画面にほどよい隙間を与えながらもやはり人物の必要な部分を無駄なく映し出しているように見える。また1人もしくは2人を頭から足まで全身で捉えようとすれば上下左右にまた適切な背景というか空間が設けられる。私としてはこれがたまらない…。細かく言い出せばあれだこれだとキリがないのだけど、サクが自転車に乗り、こぐ姿は物凄く好きだし、サクとアキの前半後半ともにのキスシーンや3話でのアキの腕の中で泣くシーンとかってのがまた妙に変な心地を覚えるのだけど(悪いものじゃなくて今までに体験したことのないもの)それはやっぱりカメラの動きのせいなのは明確で、なんなんだろうあの撮り方は…。
とにかく私がこのドラマで感動を覚えるのは、カメラ(テレビ)の枠内の構成なのだ。なんていうかイチイチの行動をきちんと捉えている感じも強い。うーなんかもう思うことはいっぱい色々あるのだけどだめだぜんぜん言葉にならない…。でもやっぱり特に人物の置き方は素晴らしいなぁと思うなー。このドラマの内容だからこそというものがみずみずしく溢れている。
それで撮影、カメラマンの人のこと調べてみたら、あらーなんだ堤幸彦とずっと一緒にやってる人なのか!ほとんどそうなんだなぁ。つまり、金田一ケイゾクもってことだった。ぐっああーん…。私の3大ドラマぜんぶそうなのか…。まぁでもつまり世界の中心で〜は全てが堤幸彦の演出ではないのだけど、カメラマンが同じだからわりと同じ世界が作られているのかもしれない。まぁ共同演出ってどこまでどう関わりあってるのか知らないけれど。だってとにかくとにかくこのドラマの画面が大好きなんだ!本当にカメラの仕事が素晴らしいと思う。アップとか特に好きだなー。いやでももちろん引きも好きで…。ストレートさが徹底されていて、それが最近ではあまり見られないものだから凄く際立って私の眼に入ってくるのかもしれない。うーもーだれかこの思いをどうにかこうにか微塵もなくあますとこなく説明してくれる人いないかな…。
あ、でも、カメラの仕事と同じくらい、孝之の演技も大好きなのでした。孝之はほんとこれからもいい俳優さんになってほしいな…。こんなにまともに俳優さん好きになるのなんて私はじめてだよ。