仕事が午後からになってそれじゃあと『デューン 砂の惑星 PART2』を見た。一応初日?先週から先行上映してたみたいだが。PART1のことも結構忘れてるけど、まあそもそもそんな思い入れがあるわけでもないからいいか、と軽い気持ちで。実際用語がいろいろわからなすぎたりもしたけど、なんとなく見当をつければ見れる。1後半で出てきたハビエル・バルデムがくそかっこよかったのは覚えていて、でもあれ確か結構きつく当たる奴だったはずなのに?今回はツンデレが激しいな?という役どころがおもしろい。でもとにかくかっこいいっていうか、上手いなあっていうか。最後の方の恋愛展開が古今東西どこでも良くあることとは思うけど自分としては今見ると大河ドラマの光る君へを思い出してしまう、同じような展開に見えてしまってこんなところで全く違うイメージが横入りしてくる。まあでも権力を持った男のふるまい、という構図は同じなんだもんなあ。そこに同等くらいの地位を持つ女と全く持たない女とで結ばれる関係性。しかしこの作品をいま見ればどうしても侵略する側とされる側の話で、まあそれは見たことがない私でもなんとくスターウォーズもこうゆうような内容か?と推測できるけど、でもイスラエルによるパレスチナ侵攻を思い浮かべずにはいられなかった。これを見て、興奮して楽しむというそれだけで終われるような現実ではないと、思う。

映画の後、本屋で光る君への公式本を見たら主演二人の写真とインタビューが巻頭に。しかしこの写真が、明らかに柄本佑は肌修正がすごいんではないか、異様に異様にキラツヤになっちゃってて引く。インタビューの方もインタビュアーの発言が一切ないように編集されてて、なんかきもい。嘘くさいっていうか古臭いっていうか。まだこんな感じの雑誌みたいなものがありうるんだ、と驚き。そして後ろには20回目くらいまでのかなり詳細なあらすじが書かれてて、立ち読みしてしまう。ざくっとだけど。そしたら次とその次まででまひろと道長の展開は決定的なというか、史実の方向に行くための展開になされてて、まあそうだろうと納得だけどやっぱり大石静さんの脚本って私は好きじゃないよねえと思っちゃうかも。こないだの10回でもう結構きてたわけだが。というか私が、よくある、みんなが好きらしいスタンダードで?古典的な?女と男の惹かれあい描写に対してよくわからない、そんなにグッとこない、むしろ違和感?をもっちゃうからかみ合わないのか。ふたりの廃屋での長いワンカットのシーンのセリフのやり取りはちょっと嘘くささが感じられもした。でもそれも俳優の演技でカバーされてる感じ。でもまひろが急激に説明的すぎるようで。大河ドラマはどうしても画作りが弱いように感じることが多いけど、鎌倉殿のときはそんなこともなかったような?なんかもっと映像で見せてほしい、と思ってしまうところもある。

っていうかあと『知らなくていいコト』の時も似たような展開じゃなかったか?もうあまり覚えてないから違うかもしれないけど。私はそれなら黒木華柄本佑の『先生、私の隣に座っていただけませんか?』とか朝ドラの『スカーレット』とかで見た女と男のやり取り、女のメラっとしたものが好きだし見たいんだよなあ。吉高由里子柄本佑のコンビが良いのは同意だけど、なんかもっと違う吉高由里子が見たいんだよ、そんな先読み気使い300%達成みたいなじゃなくて、とついつい思ってしまう。でも吉高由里子はほんときれいで可愛い、セリフの発し方も間も魅力的。

もう行かなくちゃという時間になり慌ててブルータスのジャズ特集号を買って会社へ。あさいさんは現場から戻ってくるのが予定より遅く、だらけてしまうのをどうにか律しながらカーマーキング用のストック作りなどをする。でも飽きる。何度でも飽きる。明日もし暇なら仕事しに来る?と言われるが、なんかもう仕事飽き飽きなので断る。来週分の現場の用意だが、間に合わないわけではないと思うし、別にいいでしょ、と、こうゆうときはある意味迷いがない。