a sweet II



この写真は、モノクロで捉えたことにより、この芸術作品の良さが出なかったという、先生からは立体的に見えてしまうな、と少々不評をいだたいてしまった一枚。でも個人的にはその不具合さが好きなのだ、とでも言っておこ。この大阪府の施設、相当ぼろいが、素晴らしい建築で、これを壊すか残すかどうとかってテレビでいっていたが(耐震が弱いらしい)、どうやら修復して使い続けるとこのこと。よかった。


なんだか、だめすぎて、ことばがないですあ。


いやそれでもむりやりでもがんばってかこう。本当は昨日の午前中に病院に行かなくちゃならなかった。もう薬がない。日曜はもちろんやっていないから、次行けるのは月曜日の午前中。それまで私の体が薬なしで持つかどうか、かなり危険な賭けになると思ったから、土曜日の午前中の内に行かなくちゃいけなかった。
でも、行けなかった。また最近朝早くに目覚めるため、それは5時とか6時とか、だから9時の病院が始まる時間にはいけたはずだった。着替えて、髪の毛も整えて。でも嫌だった。私はいつもいつも病院に行くのが大嫌いだ。お金がかかるのも嫌いだ。なにより薬で生きている自分が嫌いだから、嫌いなのにそれをもらわねばならないということが受け入れ難いのだ。
金曜日の午前中にみっちゃんとミスドでお喋りをしてから学校へ行った。大雨だった。なんとなく悪い予感はしていた。いつもの研究室に行って作業をするにも、気持ちが悪かった。授業へ行かねばならないと思った。でも、90分も座っていられる気がしなかった。しかも2コマも。無理をすることはできる。今までにも出来た。でも、今回は無理だと思ってしまった。窓辺でうなだれた。そして彷徨うように学食へ行って5分程度ただ座った。それから帰る事にした。はやくはやく、帰らねばならないと思った。バスが駅に着くころになると、気持ちが悪くなっていた。薬切れでそこまでなるのは、今までになかったはずなのに。電車を待つホームでは呼吸が乱れて苦しかった。大雨が作り出す様々な場所の異臭が頭に痛くて泣きたくなった。はやく家に帰って泣きたかった。変わらない大雨の中、ただリュックの中身がぬれなければいいやという思いで傘をさしながら自転車をこいだ。ずぼんがびしょびしょになっていた。家の中に入ってそれらを脱いで、泣いて、はやくはやくと薬を放りこんだ。薬はすぐさまには効いたりしない。体が異常をきたしているなあと感じた。ここんとこ、ちゃんと定期的に薬を飲んでいないのが悪かったのだろうか。薬を飲まないとこんなことになってしまう。以前は3日でこうなった。そのうち2日でそうなった。今は1日半でこうなってしまう。そうやってどんどんどんどん迫られてきている。どんどん汚染されてきている。私はそれがないとまともに授業も受けられない。制作も出来ない。とてつもない恐怖を感じる。それは恐怖心でいっぱいで、死んでしまうんじゃないかとすら思う。そして、それがないと正常を保っていられない自分にとても悔しくて悲しくて存在がくだらなくてしょうがなく思える。みじめでみじめでみじめでみじめでこの個の物体が埋まればいい。