7/18 シング・ストリート@渋谷パルコのなかの映画館
王様のブランチで紹介されてた映画シング・ストリートを見た。15歳の高校生たちの物語だけど、ああほんとこのころってこんなに人は何かで、何かを発見したら変われるんだなあ。80年代の音楽が沢山流れる。バンドが好きな人ならもちろん特にそうでなくても惹かれるだろう音楽の力を感じてしまう。バンドをひょんなことから組んで〜な流れは君が生きた証に似てるのかなあと思っていたけど、どちらもバンドができて、そこから次にどんな音楽が鳴るのか聞けるのかわくわくしちゃう楽しさは生々しい。家族、友人、恋愛、いろいろ描かれてるけど家族間のドライさはなんかよかったな。主人公の兄がロックやるなら冷笑されることを覚悟しろ!みたいなこと言うのだけど、そこにぐっときた。そしてその兄の部屋にどーんと貼ってあったフロイトの肖像ポスター



渋谷のかわいい(twitterより)



7/25 山本精一ソロ@bar isshee
山本精一さんのアコギで演歌、歌謡曲を歌う@bar issheeにて見た。とりあえずわかる原曲ないだろう予想で一曲ずつ歌詞をめも。九曲目が山本さんの声で一番好きなところがでている!と思って調べたら昭和ブルースという曲。低→高音のときの山本さんの声が自分は好きなんだとわかる。
あと網走番外地って曲がよかったな。曲がよかったっていうか、まあほぼ全曲にわたって山本さんのギター、うたがよかった、という話にしかならない感じだけれど。演歌も歌謡曲もぜんぜん知らないからなあ。だから、今日は行こうかどうしようか迷い、まあ、ひとつの興味で行った。
低→高音への声がいいなって気付いたのは新鮮で、他には低い声の楽曲が多かったんだけど、ただ高低というよりは山本さんの声がよく響いているところ、声のふるえのなかでも自分が特に好きなところがあるということに注目して聞くことができた。演歌カバーならではかもしれない。
山本さんは最終的にためとこぶしがないと全然演歌にならないですね、と自ら答えをだし、しかし楽しかったですと言って終わった。原曲を知らない身にはその話にはそうそうついていけないが、山本さんのうたやギターについて普段とは違うところで感じたり聞いたりすることができたような。歌詞で印象に残ったのはアンコール1の5曲目、さよならと書いた手紙テーブルにおいといた〜みたいな歌い出しの曲。これはこの冒頭からいい。フォーククルセダーズっぽい?と思ったら、さらば恋人という曲で北山修さんによる作詞らしい。なるほど?
次の8/4は通常運転、好き勝手なことやりますとのこと。それが好きなのだけど、でも、山本さんの言う好き勝手とかめちゃくちゃみたいなことって、本当にそうかな?と思える。山本さんって人はソロの場合結局しっかり構築されてるんじゃ?と思う。即興のように聞こえてそうじゃないとか、その反対とか。まあでも言ったら山本さんのギターやうたというのは厳密さとか完璧さとかそうゆうのとは違うところにあるから(かといって適当でもなく下手でもなくでも上手いとかいう言葉も違う)、なにかとして定義しようとすること自体はぐれてしまうことの気もするかな



9月にオープンする渋谷www Xで山本精一ナイトがあると。どうしてもと頼まれたのだとか。しかしすでにこれでここ行く予定が3本目になる。これはこれはいいかんじのハコになってるといいなあ。山本さんナイトの構成は一部は映像+ソロギター、二部が大友さんとインプロ、三部うたもの(ここに柴田さん)、四部アンコールという名のインプロとのこと。一度に山本さんのいろいろを見聞きできそうでこれは興味深そうだ(twitterより)