舞姫

久しぶりに1巻から読み返してみたり。おもしろい。これは確か母がふいに買ってきたものなんだけど、基本的に本の類は家の中で回し読みになるため、同じようにはまってしまってたり。バレエの話だから、もちろんよく出てくるバレエの踊りの姿が、まあいくら絵とは言えきれーと感心してしまったりする。そして恐らくこれから徐々に徐々に話が開いていくであろう焦点の六花(ゆき)の感性がまたおもしろい。これからの話の筋はなんとなくうかがえるのだけど、それがまた少しずつ見せていっているからその過程を楽しめる感じ。六花は自身ももちろんバレエを習っているのだけど、バレエの踊りに会話が見える〜などという話が出てくるように、感性が人とは違うところがある。私はそこになんとなくの共感を覚えてしまう。あるものを、またあるものへと転換するというか、うーん。まあとにかくその六花の感情表現などなど、人の中身が上手く描かれていて、とてもスッキリする。そろそろ7巻が出ると思うのだけど・・・楽しみ。