孤狼の血 LEVEL2」を見た。鈴木亮平はこんなかっこよくなるのか。赤茶系のシャツにジャケットの組み合わせとかの着こなしがよく似合うし笑顔と耳と鼻筋の美しさが際立つし恐ろしいのに否定ができない存在。仁義なき戦いで何言ってんのかわからんとなったのを思い出すくらい何て言ってるのかわからない広島弁というか巻き舌というか迫力に聞き取ることを蹴落とされてしまうような。足蹴りするのめちゃかっこよかったな。日置は見かけは変わっても日置のままなんだなというのが良くて、だからこそカッコ悪くてでもその手に握る狼が彼をギラつかせる。日置が動けば映画が動くって感じが面白い。

濡れた漆黒の中で拳銃から放たれる光と音がやたらえらく美してびっくりすると同時にこみあげちゃってうろたえた。見えないような、見えないほどの闇がよく描かれていて色んなシーンの色のトーンが印象に残る。様々な関係性がありそれらに逐一神経張りつめたが村上虹郎が特にそこに感情で彩っていた。

大学のときに呉出身の男がいたが彼の喋りはまさに呉だったんだなと今ならわかる。当時はたんに威勢が良い人なのだと、個人の資質とばかり(それ100%)思っていた。

んでそれでいてめちゃくちゃいい奴、親切で優しいところを迷いなく人にさしだせる人だったの、呉の男だったんだなあとかなんとか勝手にあとから意味づけして納得してしまう。