朝から部材の引き取りと現場とをまわる。車内でN国の話などになると、まあ要は政治の話などになるとあさいさんとぶつかることはよくある。あさいさんは選挙でも与党にいれてるっぽいし与党に入れてない私とは基本的にいろいろと考え方も異なるし、それに縛られずとも違う思考がある、それはまあ当然だし違っていて良いと思う。だがときどきひっかかるのは、わりと投げ捨てたような考えを口にするあたりや、これがだめならじゃあ他にあるの?といったことを口にするところだ。まあそれがこの国の民主主義でしょみたいなこと言うから私がべつに民主主義が完全に良いってわけじゃないと思うけど、と言ったらじゃあかわりに何があるのといったことを言うので、いやだからそんな極端な二項対立にする必要はないってことだと思いますけど、なんてことで結構言いあう。そうゆう考え方は現状に対して考えたり想像したりすることを無視して冷笑的でいることで自分の体面を保っているみたいで私は好きじゃない。そうゆうところはけっこうあわないなあと思うけど、気にするといらつくので適当にやめておく。でも少しむかむかしたので喋るのは冷淡になる。

渋谷の現場でひさびさにNさんに会う。もともと大工さんだが、独立をしたという。すでに先に作業ははじめてて、そこにいた表具屋さんが若い人たちでびっくり。めずらしい。若いっていってもどうなんだろ、私と同じくらいか、少し下くらいか。表具屋さんといえば癖の強いおじいちゃんやおじさんがほとんどだ。かなり若い人や女性がいたとしたらヤンキーみがあったりする。でも今日の人たちは身なりもきれいでふつーの青年たちだったのでかなり珍しい気がした。背があって足が長くてうらやましい。ああいいなー私もそうゆう身体に生まれたかったと思わされる体型をしていた。いいなあ。

現場を終えてサイゼリヤでお昼。改装されてなかも結構変わってるしメニューも少し雰囲気変わったし、まあ味はなんもかわってないと思うけど。

今はまた生理前なのでだるい、つらい、ねむい。本を読まねば〜というのが最近の焦りだったので帰宅したら読む時間を持つ。私はすぐに興味があちこちうつろいでしまうし、かといってそれでいて何ごとも深くよく知ることもでにないでいる。ほんとこんなような浅はかな自分が貧しくて嫌になるなと思う。でもそれをくつがえせるほどのものは自分にはないし、できることをまずはやらないと、とは思う。何もできやしないが、流されていたくはない。

なんだかときどきほんとに虚しくて悲しくなっちゃったりなんかして、そうゆうときほんと自分あほだなってなって自分はからっぽだとこれ以上進めない壁に出会って、ああまたですねと思いながら、ああまただ、知ってる、何度も知ってる、日々は幻想で、虚しさが実際だ。息苦しいが、もうこの歳になってはこの現状を変えたいとか、嫌だとかも思わないらしい。そうかそうかと自分で自分を腹のなかに包みこむ。悲しくて泣いたところでそれもまた虚しいだろう。泣くことは自分から遠ざかっていっている。ひとりでいることが苦しくて苦しくて仕方なくなる。自分の浄化されなさが苦しくなる。この醜さと汚さが、自分には落ちないのだ。きれいになりたいと、願えるのだろうか。

午後から出かけて日比谷へ行き、プチメックで久々にいろいろパンを買う。オリーブと生ハムのバゲッドがないようで残念、オリーブとチーズのバゲッドやら結局チーズかオリーブが入ってるものばかり買ってしまい新しい。味の朝鮮などはできない。パインとミントのパンがさわやかでとても美味しい。

それから資生堂ギャラリーでアートエッグの今村文さんの展示を見る。なんとなく自分にはしっくりこない。切り貼りされてる植物の絵は真上から見た絵、庭を歩きながら見ている視点なのだろうかなど気になる。ステイトメントで書かれてることにひっかかるものも全然なかったのだが、これは最近似たことが他の人でもあったなあと思う。いやその時は書かれてあることはわかるような気がしたんだけどそれが作品になったとき自分の中で全然接続されなかったような感じか。

それから銀座の無印に行ってみる。せまい、通路もっと広くしてほしい、人多い、すぐ出る。そこから仙川へ。駅近くのスタバでBLTサンドとチャイラテを食べる。お昼を食べていなかったので昼夜兼用、このときで18時くらいだけど。なんで昼を食べずに入られたのか不思議だが、たしか朝ごはん食べてそのあと昼寝して起きたらもう14時とかだったような。そして1年ぶりくらいかも?のタイニーカフェへ。山本精一さんのソロライブを見に行った。

前回まで来てた時よりすでにお客さんが倍くらいはいっててびっくり。そうか、ちゃんと告知だしてるとやっぱこんだけ人が集まるのか、そうか、あの人の少なさで見れると思って来てしまったから、ちょっと、すこし、残念というかなんというか、でもまあそりゃあ人が多く入った方がいいもんなあ、去年までの一時期が異例だったんだよなあと思うが、こんだけいるなら次からはパスしようかな。20人以上入っててめちゃくちゃぎゅうぎゅう、でもそれでもお店の雰囲気が良いせいか全然いやなかんじもなくアットホーム感があるというか。でも私みたいなもんには逆にその人の多いアットホーム感が苦手に感じられたりするもので。自分は結局そうゆうものに馴染めない、馴染めなさが誇張されてしまい、自分だけ浮き出た存在に感じられてしまう。そんな風に感じずにいられないような自分で、むなしいと思う。でもそうゆうものってこの先もずっと消えなさそうだよなあと思う。あきらめている。

午後から出かけて清澄白河でギャラリーを3つまわる。satoko oeの丹羽良徳 想像したはずな共同体、kana  kawanishiのMy Body, Your Body, Their Body、アンドーギャラリーの平川祐樹を見た。暑く、去年買ったカンペールのサンダルで歩き回るのは疲れた。というのも特に右足の親指と甲の部分にサンダルのかわが当たって痛いのだった。どうにかクッションをしこんだものの、大して役立っていないらしい。なにかほかの策を考えないとなあと思うが、何をすればいいんだろう。

その後新宿三丁目に移動するつもりで神保町で乗り換えたら反対方向に乗っていたことに気づく。むしろまたぐるりと江東区に戻ってきてるじゃんと気づく。ギャラリーひとつ、これで逃した…。今日までだった。前にもほぼ同じことがあった。都営線はふだんもむかしもあまり乗らないからダメだなー、よくよく確認しないと。へこむ。

とりあえず新宿三丁目についてタリーズでアボカドのホットドッグをたべる。パンがかたくて、やっぱとなりのドトールにすべきであったと確認する。タリーズ微妙だなあ路線がこれではっきりされたとしたい。そして冷房かかりすぎで狂ってる。

そしてピットインでカフカ鼾のライブを見る。開場数分前に着いたら壁づたいにずらりおじさん、いや年齢にこだわらず男性たちばかりが並んでいてうわまたか…といった気持ちについなってしまう。でもよく見たら女性も2、3人いたのだった、たぶん隠れて見えてなかった。この時期の地下の蒸し具合もすごいし。自分にとってはいつまでたってもここでは異分子かのような気になったりするが、早く来てる人におじさんが多いだけだし、とにかく好きな気持ちの強い人たちなんだということはわかる。でもいまだに開演前の地下空間は慣れないんだよなあとつくづく思う。自分なんかがいて良いのか、といったものでもある。居心地が悪くて内臓が振れている。昔ならこうゆう時自分も男だったらと思ったかもしれない。今はもう、いや、まあ、気にすることでもない、と思うことにしているが。帰るとき、後ろの方は若い人もそれなりにいたように見えた。そりゃまあそうだよな、きっとそう。おじさんたちは、なぜあんなに熱心になれるのだろうか。自分にはなれないとも思う。

仕事。夜から現場なので15時くらいでいったん帰宅。朝にも少し切っていたがうしろを揃えていなかったので洗面所で汗たらたらにかきながら髪の毛を切る。量が多いのですくように切っても切っても終わりがないような気がしてくる。そして17時半のチャイムが外から鳴り響く。うわ、もうそんな時間!とこのへんで見切りをつけねばいけない。とりあえず髪の毛洗って乾かすと、おおなんかそれなりにちゃんとした。自分でここまでしっかり髪の毛を切るのは久々だったが、改めてほんとほんとうに量がものすごく多いことを認識した。それは自分でこんなにも自分の頭髪を意識して触り、確かめていくことで認知することができた。ただ触っているだけではここまではなんもわからなかったものだ。そこの認知の境はでかいなあと思う。結局、肩下まであった髪が短めボブにまでなった。でももともとわたしはボブヘアが好きなのだった。そうだ、好きに好きな髪にしたらいいのだ。このもふもふ活かしてというか、もふもふをどうだと言わんばかりにして見せつけていきたい。

 

現場前の夜ごはんは私の希望でラケルへ。なんか気持ち悪い気がしてあんま食べれないかもと思ったけど平気だった。ラケルもっと食べたいけど高いなー。

現場は20時半スタートなのに23時までとか急に言われて、え?それまでに終わらなくない?って感じなので急ぎぎみでやるしかない。もちろん冷房も切られて暑い。木工重い。こんな現場久々だからなにかとつらみ。まあやればやれるけど、体が現場仕様になってないんだよなあと思う。でもまあそれなりに和やかにできたし、結局24時まではやれて終われたのでほっとした。現場手当をつけてもらわないと収入増やせないのでしんどいけどやるしかない。下半身疲れた。帰り道、いろんな深夜仕事をしてる人たちを目にして、なんだか胸打たれてしまう。深夜に働くのは大変なことだが、それをしている人たちはたくさんたくさんいる。みんなえらいなあ。