出勤する。現場の仕事が少し入りはじめてるようだけど、それにしてもつくりの仕事が入ってこない限り以前ほどには戻っていけないと思う。まあよく仕事をくれてたNさんが転職してしまった影響もあわせて今後でかいのかもしれない。どうなんだろう。そしたらすべて、どうなんだろう。以前と同じように、なんてもうないのかもしれないとも思う。おそれと希望が入り混じり、何を肯定しどれを信じればいいのかわからない、黙ってしまえば時が止まってしまう、それをおそれて素直に明るくつとめようとするのはあさいさんもそうなのだろうというか、あさいさんからそんなようなものが伝わってくることによって、ああ自分もそうなのだ、それに習うのだというような気持ちが動いている気もした。世の中は動き始めているらしいといったって、それの実態はわからない。母の会社は交代制で2時間だけらしい、姉の夫さんは引き続きリモートワーク、姉は引き続き育休中、通勤に使う電車は前は使ってなかった電車でもあり前からこの程度なのかどうか、混雑しているというほどのことはない程度で、もともとラッシュからは外れる時間帯ゆえ判断がつかない。でも、少ない気はする。自分たちだけが置いていかれてるような気がしてしまう。まあそもそも仕事が減り始めるタイミングが他の業種より1ヶ月くらい遅れてた感じがあるから、なんて言えるのも1ヶ月以内にすぎないのではと思うと、何も言えなくなる。

帰りにマルイの中の無印良品に行ってみた。そごうから移って、初めて訪れた気がする。ルミネよりもゆったりしてて良い気がする。鏡の前で服をあててみる、でも結局何も写ってないような気がする。自分の顔はマスクで覆われていて、髪型も影響してほとんど顔がないように見える。私は鏡で自分の顔色と洋服の色が釣り合うかを見たいのに、それでは何も求めるものが写らない。なんにもみえない。そう思うとがっかりした。化粧水などを買って帰った。駅には高校生らしき制服を着た若い人たちがグループでつるんでいた。彼らはいつだって何かを持て余しているようで、その宙ぶらりん具合がマスクをしていても関係ないみたいに無鉄砲な秩序で保たれていて良いとも悪いともいえない味わいがあった。