朝から会社だったけど夕方からPで現場。懸垂幕変えるだけだからたいした仕事ではないが、Pの人たちの謎の感じさせる威圧は相変わらずで、そうかこんなことしに現場来るのも一体何年ぶりということか、と気づく。Fさんが私が髪の毛長かった頃の話をいつもやたらするし故に今の短いということに言及してくるが長かった頃に会ってる人はみんな同じようなことを言う。長いというのはそんなにも印象的なことなのか。長かった頃の自分はほとんど偽りみたいな気がしてしまうんだがでもよく考えたら確かに結べる長さでいた期間もあるにはあるんだ。もうあんな伸ばすことは永遠にないだろうとひとまず今は思っているが。懸垂幕吊り終えたあともあさいさんとFさんとで会社の土地とかTさんの話とかこれからとかについてお喋りがつづく。ファイヤーしたいと言っているという話は聞いていたが、本当に言っているんだなと聞く。うちの会社の引っ越したい話とかも知らないところでまわっている。Tさんとこと将来一緒になればいいとかどうとか。Tさんは金持ちになりたいらしいという話、まあそれがどこまで真剣かとかは知らないがその意気込みで会社を大きくしたいという活力に注げるならいいことだと思う。帰りの車の中でもそのまま話が引き続いであさいさんの話を聞く。なんか、どれを聞いてても自分はそこに関わりながないと思える。会社の話でさえ、私はそこにいない感じがする。この人たちはみんな男性で、既婚者で、独立をして会社を立ち上げた。その人たちと、私では、なんでこんなにも違うんだろう。私はあさいさんをだます、悪いやつだと思えてくる。私は会社の何の役にも立たない。私などいない方がいい。そうわかっていながらそれを実現していない。それはあさいさんをだましているんじゃないかという薄気味悪さ。なぜかどんどんぞっとしてくるように自分の存在がなくなっていく。私のこの思考の曲がり具合はいったいどうしてできあがるんだろう。かなしくなるこの気持ちは苦しさだろうか。その苦しさはなんなんだろうか。自分はぎりぎりで存在している。いつだって消えうる。こんなように言葉にしてることに確実性はまるでない。何で言えばいいかわからなくて、なんて言葉にしたらいいかわからなくて、それでもなにかにしなくちゃという思いからただ言葉をつづってしまう。