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昨晩からなんかつらい気持ちになっていた。映画見て展示見て、たしかに気は晴れていたが、だからと言って簡単にうつうつとした思考や感情は消えさらないので今はいろいろぐちゃぐちゃに混ざっているような。あれだな、ウィズコロナ時代に展示会業界はオワコンとか書かれてるの見ちゃったり他にもとにかく心配、不安、無理みたいなワードしか出てこないこと、大阪でホテレスショーやってるけど来客数が少ないからソーシャルディスタンスもあまり関係ないみたいな話題も見てしまってずいぶん落ち込んでしまったのだ。いやうちの会社は展示会はそんなにやってないと思うのだがしかし展示会がやれないってことはその他もやれない、やらないということに通じてしまう。ビッグサイトは9月以降動くとかってのも見かけたけどぜんぜん期待できない。8月にあった学会の仕事の話もやっぱり消えて、売り上げは多分またガクッと悪くなるのが見えている。何が不安ということではない。こうなってくると社会の不安事象が全て自分の個人的な不安となって覆いかぶさってくる。感染者数の増加のニュースを耳にするだけで崩壊してしまう。漠然ともう何もかもダメなんだという気持ちになり、同時にもっと具体的に自分のこれからを考えなければいけないと追い込み始めると今から全く新しい職業にどう就けるんだろうかと思ってひどく不安に襲われる。不安はそのまま不可能性への開眼であって猛烈な不安が恐怖になるだけだ。いろいろ感情の反応がおかしくなっているので泣くんだか泣かないんだかもよくわからない。そんな具合だもんで明日会社に行くのも嫌だなという気持ちになってくる。会社に行くと余計に辛くなる。現実が目の前すぎて。逃げ帰りたくなってしまうつらさが嫌なのだった。一度わき上がった嫌だという気持ちは一晩寝たからって簡単に消えやしないことくらい小学生の頃から知っている。朝起きたらもちろん憂うつだし体もだるい。いやでも起きなきゃなと思って起き上がり、とりあえず冷凍庫からパンを出しておく。着替えようとする。でもシャツを着たところで、頭がはたらかなくなる。やっぱりどうしても行きたくないという気持ちがまさってくる。連絡するなら早めが大事。できなるなら行ったほうが自分の精神的にも良いはずだ。とりあえず、じゃあ、午後から行くことにしようと決めて連絡をした。でもそっからもよくわからないままにわあわあ泣いた。自分が崩壊していくことのおそろしさにもまた恐怖を覚えはじめている。知っているから予防？防備？として先に泣かずにいられないような。体がだるいなら湯船に入るのがいいはずだ、と思ってとりあえず湯をためてぐしゃぐしゃになりながら入った。歳をとったらどうにかこうにかすればいいということが経験上わかってしまっているから行動をすることができるし、わかっているからその行動をしなければ良いという判断もできてしまうし他の行動を取ることもできてしまうわけでまあなんにせよ選択肢を増やすことはできている、その時は自分が歳を取ったことを実感している。ぐつぐつに煮溶かれて、意識がほどける。なんとか行けるかなと思う。ぐずぐずしながらも。会社で来週や今月の動向を聞く。自分の顔が、顔の筋肉がさえないのがわかってしまうからそれをバレないようにしなくてはと思うがそんなにうまくやれているとは思えない。アホくさいのでどうでもいいかって気になる。くらい話がつらくてその度に胸にどすんとくる。でも何もないわけじゃないんだからと、なるべく思う。そう思うことでしかやっていけない。あさいさんがネットで年上の男性が敬語でメール等を送ってくるのは紳士ぶっててキモいという記事だかを読んでショックだったというので、ああだから今日のメッセージの文章がいつもなら完全敬語使いなのに最後の一文の語尾が〜ね。ってなってたのか。え？なんで急に文体変えるの？なんなの？と私は思っていた。急に変えるのとかそっちの方がなんならキモいわってことでそんなのはおかしい、敬語だけでキモいと言われるような人は他にもそう言われる要素があるに過ぎないはず、ということでまとめる。おじさんおばさんになっていくとキモいと一方的に言われることに対してどう対処するかを考えなきゃいけなくなっていくの、つらいと言えばつらい。あさいさんはもしかしたら明るい話をしようと意識していてくれたかも知れず、わからないけど、悪いなと思いつつそうしてくれるならそれでありがたい。帰りに転入届を出しに行った。その時、書類を書いて提出したあとの役所の人との確認でいくつもチェック事項があったわけだが、そこで私は日本国籍者であるということが妙に気になった。外国人であった場合、提出する書類が違ったり、確認する事項も違うようだった。外国籍？外国人じゃないですねー、みたいに超さらーっと当然のように流されたんだけど、普段に自分が日本国籍者だなんて特別意識してないから、急にそんなこと言われても、え？あれ？そう、だっけ？そう、だよな？といった戸惑いがあった。私は日本国籍者だから、よくわからないけど書類上それが証明されているらしいから、簡単に認められている。当然のように、だけどその当然が急にあやしく疑わしく思えてきてびっくりした。私は自分で自分が日本人だと主張したこともない。誰かに認めてもらった記憶もないけど、そうなっている。何をもってして自分が日本人なのか、全然わからないのだった。なんだこれはという感覚。私は日本人として登録されているのか。10万円の給付金が振り込まれたのも、なんだか変な感じがした。でも引越し代でそのまますぐ消えたから存在を確かめる暇もなく使い終わったけど。それはまた違う話か、でも、私はどこかに登録されているんだなということがあらわになっていた。ラジオで今日のアトロクのウォッチメンが悪人伝だというCMを聞き、家に帰ってから聞いた。やっぱり良いな。ウォッチメンが配信ものの作品になっていた時は、っていうか番組全体、外出自粛期間はつらくて聞けなかった。だからまた映画館作品に戻ってくれてようやく聞けるようになってきた。やっぱり宇多丸さんの評は良いな。先週はWAVESだったらしく、文字起こしで追いたい。夕飯に豚汁を作るがさつまいもがやはり今の時期じゃ甘くなくてダメだ。冷凍のシャケハラミ、皮がうまく焼けずがっかり。料理がやっぱり下手になってる感。