自分の心が汚すぎて、と、ハッとして気づくとその汚泥に足を取られてもう動けなくなっている。もう遅い。抜け出せない。自分はそこにいるしかない。日々自分は悪い人間なんだと唱えずにいられない。それを自分にわからせないといけないんだというように。そうゆうことをやめなければいけないんだと思う。やめなければ、この苦しさから逃れられない。そうわかっているのに、やめられない。やめ方がわからないと言うより、やめることができない。やめるなんてありえない。無理だ。何か方法があるとして、それを受け入れられないと思う。こわい。今までずっとずっとやってきたことを、この積み重ねを、今さらやめるなんて、この荷をおろすなんて、許されないと思う。許してたまるか。自分で自分を許したくなんかないのだ。