- 作者: 白岩玄
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2004/11/20
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 122回
- この商品を含むブログ (392件) を見る
主人公は仮面をカブって適度にクラスメイトとの交流を作っている。そこにちょっとしたことから、転校してきた小谷信太こと野ブタを、キモイと無視されるキャラから人気者キャラへと変身させるプロデュースすることとなる。主人公はそれを楽しみ、また野ブタは着実に育っていく。しかしそこで主人公には一転する出来事が起こる。
話のテンポは良いし、(笑)などが多用され、作者が21歳という年齢の近さはよく見える。し見えないような気もするし。主人公の見る目はそういえば私も軽くそんな風に見ていたのかもしれないなぁと思った。がしかし、それを継続出来なかった私としては、主人公の仮面はアホらしく思えてくる。がしかし笑いでそれはそれとした。それでも何か引っ掛かったまま終わりを迎えたのは、終わりの文章がどうにも変な気がしたからだろうか。話自体そうだが、どうもあの文章が変に上手く受け取れなかった。おもしろい、かな。でもなんかスッキリしないんだよな。
- 作者: 布施英利
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2005/01/20
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
クラシックな美術から現代アート、映像、ファッション、建築、写真、立体、デザインと様々な分野の美術家50人を独自の視点で解剖されてある。ダ・ヴィンチを、無学の男である。と書き始めている。この独自な視点というものだけでも確かにおもしろいのだけど、個人的にこの人の感覚が好きかも、と思った。文章を書くうえでの作者の感覚の言葉の連なりが実に伝わってくる。まだ数人しか読めていないのだけど、かなりおもしろい。1人1人のコンパクトにまとめられた話がまた読みやすく、とっつきやすい人ばかり載っているし、気軽に楽しく読める美術の本。まぁだから借りたんだわな・・・。これだけ様々な分野について自分の言葉で語れるのは羨ましいなぁ。この人好きだわ。言ってる事が受け入れられる。