液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

埋もれ木を見終わって16時20分頃、ってことで早い夕食を兼ねて喫茶店でパンフレットを読み砕いてと。そして18時少し前になったところで梅田からなんばへ、なんばから長堀橋へ移動。梅田で御堂筋線に乗る時に見かけた男の人がなんと同じ長堀橋で下りたのでちょっと笑った。こうゆう場合、同じ行き先に着く。ちなみになんで見かけたかというと、梅田のホームですれ違った時にあなんか雰囲気いいなぁと思った人だったあら。
さて初めて行った北堀江にあるknaveというライブハウス。長堀橋というところ自体初めて下りたのだけど、随分と人通りが少ない町。でも建物とかはしっかりあるし、静か目でいいとこだなぁ。駅から数分で到着。中に入ると低いテーブルと椅子が出ていた。左の方に空いてるとこがあったので座る。ドリンクを貰いに行ってグレープフルーツを頼むと、ななんとミニッツメイドの350mlのペットボトルだった!わー、凄く嬉しい。しかしこうなるとますます秋葉原グッドマンに似ているなぁと思った。まず入ってすぐに、全体の作りが凄く似てる。広さ的にも、部分的にも。楽器屋さんがあるのとか、店のある道の通りの感じとか、ドリンク類が他より少しお得なのとか、とにかくほとんど全て似ている。決定的に違うのは、グドマンのような陰湿陰気くささはまるで無いということ!そこだけ、全然違う。お陰でいやすかったよ…。


19時1分前になり、山本精一スーパーユニットの登場。山本さんが髪の毛切ってなんかきれいになってて、一瞬誰かと思った。凄く若く見えた。やっぱりこの人見るたび全然違う人だと思う…。それだけでおもしろい。しかもメンバー紹介でも間違いまくってるし。なんでもPARAという別バンドとほとんどメンバーがかぶってるとか。ドラム2人(チャイナさんと、千住さんという人)にキーボード2人に、山本さんギターという編成。山本さんが真ん中でギターを鳴らす。一曲だけとのことで、40分くらいやってた。
前半は結構好きだったけど、後半の流れはあんまり好きじゃなかったかもしれない。しかし音を出し始めた時の沸点の高さにとても驚いた。なんつうかもう常に沸騰しているような状態だった感じだけど。やかんで水を沸かしてまず沸騰して、一旦火弱めてもそれはまだ沸騰している状態で、また火を強めても沸騰している状態で、なんかまさにそんなようなもんだった。皮膚の外側の熱さを凄く感じたからこそ、皮膚の内側の冷たさとが凄く比較された、自分の中で。だから、その間にいる私の皮膚はとても大変だっただろうなぁ。超変な感覚が20分くらい続いてたもん。でもあの感覚好きだ。すっごい気持ちよかった。ツインドラムがほぼ同じ動きをしているためか、常にかなり強い骨組みを感じた。んで主は山本さんのギターが動かしている感じで。チャイナさんのドラム初めて見たけど、終わって片づけしてるの見たら、背小さいのだなぁ。女の人で小さくたってあんなドラム叩けるもんなんだなぁって思った。たいした感想はあんまりないんだけど、かっこよかったってことですよ。山本さんのギターさばきを目の前で座って見れて嬉しかったし楽しかった。やっぱり山本さんのギターいいなぁ。人間くさいよなぁ。


20時過ぎからメインのbondagefruit。鬼怒無月(g),勝井祐二(vn),大坪寛彦(b),高良久美子(per)岡部洋一(per)というメンバー、前々から興味はあったものの見るのは初めて。鬼怒さんのギターを見てみたいとは前から思ってたんだけど、中々機会がないまま過ぎてて。でー最近は高良さんのビブラフォンに凄く興味があるのも重なって、ついに見に行くことに。まるで音を知らぬまま。
自然と鬼怒さんの目の前で見てしまった。鬼怒さんは、凄くきりっとした硬い人のイメージをしていたら、んなことはなかったのでビックリした。演奏中は当てはまるけど、喋りになるとまるで転じておもしろい人だった…。なんてゆうか、MCは、まるでNHK-FMのニュースを読み上げるアナウンサーの人のような感じで、凄く独特だなぁと思った。おもしろい。主に勝井さんとのやり取りがまたおもしろい。いいなぁって関係が見える。鬼怒さんの「96年ぶりに来ました」という発言がおもしろかった。96年以来というのが正しい。
さて演奏は。今までに見たこと聴いたことのない世界。なので激しくびびる。こ、こんな世界があったか…。なんつうか、わからん。まだ1回見ただけじゃどうも不思議な作りをしたバンドということしか。不思議っていうか、あーこうゆう作りの音の世界もあるのかぁ!あるんだなぁ!って、凄くそのままだけど。プログレってやつなのか?そうゆうの分からないので無視するけど。一つの曲の中で展開が色々あって、それぞれ起伏が明確で、一つの舞台上での物語りみたいだなぁと思った。がしかし、初体験の私にはそれが流れが不明確で掴みにくかった気がする。なんとなくでは分かるんだけど、いちいちその展開の流れに驚きと不思議感を感じたり。おもしろいなあ…。
鬼怒さんのギターは凄く手がきれいだった。弦を弾く手もとてもきれいだが、弦を押さえる手が、素早い動きの手の線がとてもきれいだった。なんつうかギター弾いている時の鬼怒さんはまるで額縁に入った絵のようで。つっても手とギターのあたりだけでいいんだけど。正確に明確にくりだされるギターさばきに本当に釘付けだった。最前だったのもあって、本当に気づけば釘付け。すっごいなあ。彫刻的でもあるようだった。音も俊敏に飛び出てくるし、芯のある美しさを放ってて、凄く独特な感じ。なんか全てにおいて個人の雰囲気を持ち放っているような人だと思った。こんな風に感じる人初めてだ。
勝井さんと鬼怒さんの音の絡みの関係性はおもしろい。ってゆうか勝井さんのヴァイオリンの動きを改めて感じるものであった。ヴァイオリンという、弓を引くという行為を今までで一番感じた。ボンデージフルーツで出す音だからこそのその動きは、他のバンドで弾く姿とはまた違って新たなるものを感じられてとても魅力的だった。この2人の点が一番おもしろかったかもしれない。高良さんのソロの時だったかに、2人してしゃがんで沢山の種類のエフェクターをいじくっていたのもまたおもしろかった。ってか高良さんのソロが凄い!前々からすごいとは思っていたけど、改めてすごい。高良さんのビブラフォン大好きだ。
本編4曲、アンコール1曲。4曲目のとき、これで最後ですって鬼怒さんが言った時、え?!もう?!と思ったら、最後の曲と言っても4曲分くらいあるのでと言ったので安心してしまった。つっても30分くらいだったかな。不思議と聴いてて全然時間を感じないのだが。それは展開の在りようだからこそか。アンコールはたしか再発した3rdの中からの曲だったかな。展開さがそれまでのよりはなく、突っ走ったかっこよさが充満してて凄くかっこよかった。かっこいいなぁボンフル。CDででもぜひ聴いてみたい。そんなわけで、おもしろさ盛り沢山のbondagefruitだった。もっと見なきゃわからないことだらけでそそられる。
終わると22時頃だったかな。久々に電車乗るのに走った。相変わらず軽くくじいた。懐かしい具合。お客さんの入りは中々良かったかんじ。