液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

先週の金曜日、初めての青山月見ル君想フキセルASA-CHANG×曽我大穂のライブを見に行った。パラシュートセッションという二組がセットリストを決めずに交互に演奏をする、ステージではなく客席フロアでという月見ルのオリジナル企画。中は思ったより小さくてかわいらしい。ステージ上に椅子席があったけど二列目以降じゃなんか見にくいしと、客席フロアのあさちゃんたち側の椅子席へ。あきらかにキセル側の方が先に席埋まっていたからキセルファン多いんだなーと思いつつ。しかし私の位置とり方としては演奏するときにどっちの方むくか?要は正面ってことを考えるから相向くあさちゃん側に座るのが正解なのだ!と勝手な一人納得をしたりする。おかげさまでキセルは正面邪魔するものなく見れたので満足。どんなふうに演奏してるのかなとか見れるのちょう楽しい。しかし椅子も小さい丸椅子できゅうきゅうだったからお尻いたた。

4人登場。先手はあさちゃん曽我さん。曽我さんはたぶん、前に芳垣さんと一緒にやったのを見てるんじゃなかろうか。ピットインかな。そのわすがな記憶では良い印象が残されているから楽しみだった。曽我さんはとにかく用意してる楽器が多い、裸足で足も使う。そうだそうだいろんな楽器扱える人だと思い出してくる。曽我さんの真後ろ席だったわけだけど、身体ひとつにいろんな音楽が染みこまれていて、その身体からいくつもの扉がぽいぽい開いて音を繋ぎだしていく感じなんだけど、その身体がたぶんきっとしなやかでやわらかで軽さのような柔らかさのようなそれでいて厚みを感じさすような硬質さもあるような、だからかその後ろ姿にあっさり馴染み親しんでしまう気でいた。あさちゃんも音のサンプラーボックスみたいなんがメインにありつついろんなものを扱う。とにかくサンプラーボックスがめっちゃかっこいい。
さてキセル一曲目は夏の子供。一曲めなせいか、最初のあさちゃんたちにおされてしまった感みたいな歌も演奏ものりきれてないようなものを感じたような。しかしそんなささやかさみたいな演奏が心細い子どものかげりのような雰囲気があってそれはそれでまた良かったりして。あさちゃんと曽我さんも演奏には即興で入ってくる。以後基本的にはお互い即興でまじる。これはめっちゃおもしろく、すばらしく、この二組というか4人の相性のよさ、またキセルのこうゆうのもっともっと見てみたいと思った。
キセル二曲目、君をみた。いやほんとあさちゃんと曽我さんがすばらしいなー。すごくすごくぐっとくる。いつものバンドでも二人ででも表現できない世界が広がって、うわーはじめてきた場所って感じになった。また2人だけでやる君をみたははじめてだし、そのせいか弟のベースがよく際立って聞こえ、それがとてもよかった。またバンドやCDとはぜんぜん違って聞こえた。
次にそこにいる。
前半最後はピクニック。ライブビートにつづき、また聞けたー!うれしー!兄の歌声がやっぱるすばらしく、ピクニックの歌はそれがすごく発揮されるんだと思う。兄は立って歌うときも時々かかとがあがって軽く背伸びするみたいになってマイクにより近づいて歌うことがあるけど、椅子座りでもやっぱり同じように身体がのびるとき、そんとき声も、歌も同じくのびゆくそれにぐっとくる。はああー、ピクニックは偉大だー。
休憩をはさみ、後半はキセルからスタート。二階にも何度も目を向ける弟がえらいなあと思う。エノラゲイ。この曲は2人ともハモリなく同じ音程で歌っていると思うんだけど、それがすごくいい。2人の声がそれぞれ線として重なりあったりすこしズレたり、また近づいたり、その進行具合が聞いてて心地よくて、楽しくて。2人だけで、しかし兄もアコギでではなくてっていう形だとまた曲の印象がぜんぜん変わってくる。この曲ではあさちゃんと曽我さん一切はいらず。あさちゃんが曽我さんに入らないでっていう手振りしているのを見た。
今までは一曲ごとにはい終わりました次どうぞってんじゃなくて繋がるように相手が次スタートしてたのにお客さんもあさちゃんたちふつうに拍手しちゃう流れに。いやいや、という感じのキセル。あさちゃんがだってここにいるお客さんほとんどキセルファンだし俺たちのファンなんて二人くらいしかいないと思うよと言い放ち、なぜかふつうに話しようよ、お客さんからの質問を受けようというコーナーに。セットリストはほんとに決めてないんですかなどの質問が上がりつつ、あさちゃんが曽我さんのマイペースっぷりを駄目出ししまくりのいじりまくり。兄と曽我さんはハナレグミで一緒にやっていて、兄いわく曽我さんは一番喋りやすかったとか。あとはあさちゃんのサンプラー機械、水色のかわいらしいかなりの数のいろんな音を入れてあるらしいボックスではしゃぐとかであさちゃんがあらゆるつっこみやらいれまくるのが面白すぎて会場全体うちとけあう感じに。しかしあのサンプラーボックスはすごいなあ。色んな声がまざりあう。あさちゃんすごいな!
更にこの流れから即興はできないというあさちゃんにより、またキセルへバトンがわたる。それでやった曲名がわからない。イントロは昔のどれかに入っているインスト曲のような気がした、だって完全に聞いたことのある知ってる曲なのに、歌がついていてそうしたら知らない曲。勘違いではないと思うんだけれど、聞いてないアルバムもあるため不明わからず。えーでもイントロと終わりは絶対知ってたんだけどな。それでたしかこの曲とかへのあさちゃん曽我さんの入りがまためっちゃ良い。曽我さんの弾いていた4弦の楽器はなんなんだろう。また鉄筋木琴類の音もかっこいい。あさちゃんと曽我さんの出す音はとにかく多彩だけれど、じっくりじんわりその音の風景にはこび連れていってくれる感じ。
そしてキセルは町医者、ミナスの夢とやっておわりかと思いきやあさちゃんが最後にお客さんも入って全員で歌いますとのこと。強制的なのに、もうここまでみんなあさちゃんにひっぱられてきたようなもんだからか自然と受け入れられる体勢、雰囲気ができあがっていたような。カクニンの唄というあさちゃんの曲でCD収録時にはキセルも参加しているとか。歌詞の書かれた紙を演者4人でばら撒き散らしてくばる。まあ周りきらないのでお客さん同士でまわしたり。もうなんかみんなにこにこしちたような雰囲気ができあがってるのがおもしろい。そんでそのままみんなで歌う。あんなんはじめてだったけど、めちゃくちゃ楽しかった。
キセルの二人だけのトークじゃないっていうのがまた新鮮で、そこにずばずばテンポよくはいってくるあさちゃんと、好きなように自由に喋ったり音を出してみたりする曽我さんが入ってもはややられっぱなしかのようなキセルだけれどそこに不定形なだけれどそこをどんどん共有していく親しみが全体にじわじわじわじわと広がっていって、ただのワンマンやタイバンなどでは味わえないような楽しみに、どうしようもないその日限りの一夜を感じた。こんなすばらしき夜もあるんだなあと、それは特別とかいうより、そんなこんなひとときのよき晩が今日ここにあったりするんだという実感であり、すとんと胸に落ちてくる感じだった。
アンコールの拍手があるも、もうやれる曲ないんでということでおわり。なんかみんなそれわかってて拍手してたんじゃないかしらっていう気も。それでもしたくなっちゃうような、かな。物販で半袖Tシャツ買おうかなと思ったらサイズ売り切れ。物販に立ってた弟が前にいた女の子たちにサインしますよと言ったらその女の子たちがめっちゃ喜んでいて、素直で純情だなと思うとなにかこちらがはずかしくなるような気分に。私だったらそんなもろに全部だせたりしないなというような気持ちか。まあしかし私も手ぬぐい買ってサインしてもらうわけで。昔にもサインもらってるなーと思ってふと遠い過去が思い出され、ちょっと喋ってはまるでまったく昔と同じような気がしてくるふしぎ。昔の日記よみかえすと、喋ってるのはやっぱり弟で、まあやはり弟はファンサービスしっかりきっちりやってくれるんだなあえらいなあと思う。思ってることがやはり同じの気がするが。まあやっぱり、弟かわいいな!女性客がだいたいみんなそう言っちゃう気持ちはやっぱ同意せざるをえないキセルにおけるなにかかわいいとついもれてしまう感想はしかしやはりそれもキセルにとらえられてしまう魅力の一つであることは確かじゃなかろうかなどということを考えながら帰宅。

キセルは昔もよく近くで見れる機会があったけど、最近もまた近くで見れていて、それもまたやはりキセルがもてる、だせる魅力だろうと思う。しかし今回はあさちゃんたちがずいぶん持ち上げてくれたんじゃないかしら。いやすごくよい組み合わせだった。