液体か、涙は または水とゆめ

あなたも誰かの日記に記されているのかもしれない

11/1 syrup16g@下北沢Queを見た。まさか当たるとは思っていなかったけど、でも応募したくらいだからもちろんどこかで当たるかもしれないとも思っていた。でも、ぴあのみでの抽選販売ということで、今までぴあの先行抽選は当たったためしがないので悪い印象しかなかった。でも、逆にだからこそ当たったりするのか?とも考えられた。でもそんなんは関係ないのかな。偶然当たったにすぎない。でもそのことが、そんなことがとても嬉しかった。またQueでシロップを見れる日がくるなんて、その場に自分がいれるなんて、シロップが再結成したことすら改めて信じられないような嘘なんじゃないかって気になってくるくらい、夢みたいだと思った。シロップが最後にQueでやったワンマンからじつに14年ぶり、14年もたつなんて、信じようにもどうやってそんな年数の月日を捉えていいのかわからない。でも、たしかにその14年前、彼らはいて私もそこにいて、それだけはたしかなんだった。

中に入るとまきりん側が女性多めで見やすそうだったのでそちらへ。実質前から3列目くらいで、とてもよくステージも見えてかなりよかった。それにしてもやけにシーンとした場内にはかかる音楽だけがわんわん降っているようだった。そうか、考えてみたらひとり一枚でしか応募できなかったわけだから、よっぽどでないと知り合いが、喋り相手がいる人なんていない、みんなひとりぼっちだからそうなるとライブハウスもこんな静かになるものか、と気づく。開演が近づくとさすがにそわそわした気配が漂うも、みんなひとりでそれをもひっそり隠している感じ。


セットリストはdarcから全8曲にアンコール以下
神のカルマ
My love's sold
I・N・M
生きているよりマシさ
落堕
リアル


my love's sold
音がではじめたとき、足元をすくわれるような目の前がひらけるような脳みそがまっぷたつにわれるような気がした。なんだろうなあれは。不思議だった。へんだった。驚きと喜びでマイラブズソルドじゃん!きゃああああ、うわあ、うわあ、久しぶりに再会した誰か、という感覚とまったく一緒。人が曲であるだけだ。すぐに、14年前のQueがcoup d'Étatレコ発ワンマンだったから、だからの選曲なのかな?と思った。だって絶対14年前もやってるもん。だって私こんなにこの曲のことよく覚えてる、身体が覚えてるってことは昔はそういえばこれよくやってたもん、そう、だから私この曲のことよく知ってる。こんなこと今まで意識に上がることもなかったのに、瞬間でそんなことが湧きあがる。記憶はしまわれ引き出されるんだなあ。音源では聞いててもこんなふうにライブで聞くってだけでぜんぜん別もの、ライブってのはなんて特殊で異様なんだと思わされる。あああー!なつかしい!なつかしいけどかっこいい!うれしかったなー、聞けてうれしかった、これ聞けたのが、この場にいれたのがすごいうれしかった。まきりんがめちゃくちゃ笑顔みせてたのもすごく印象的だった。最後に鳴った音がきれいだったな。その一瞬、過去がふわっと現在に着地するみたいだった。

coup d'Etat〜空をなくす
そういえばこれもクーデターなんだもんな。でもこの曲はすっかり定番曲になった。どの曲もそれぞれにかわいいもんだろうけど、やらなくなる曲もあればやり続ける曲もあって、そこに新しい曲もまざって。続いていくというのはそんなふうにあまりあるほどの紆余曲折の折り重なりのようなものなのかなあ。それがいつも生身の人間でもって目の前に立つ人たちによってすべて表現されているというのが、ライブなんだなあと思う。