仕事は引き続きひまで、あさいさんは現場疲れがひどいのでまた早めに帰宅。ひどく暑いが冷房をずっとつけているのは寒い、つける、消す、を繰り返してしまう。めんどくさいしあほらしい。適温が持続されているところにいたい。読んでいたボルタンスキーのインタビュー本を読み終える。幼少期の頃からの家庭事情含めたところから制作、展示、キャリアについて通してふりかえったもの。基本的にボルタンスキーがひとりで喋り続けることで話があっちこっちいったりしつつ結局その喋っている時点は同時期、ある一つの地点なので言っていることは同じ、貫かれてしまっているというか。過去作を振り返っても、結局その当時の時の話ではなくなってしまっているわけだから、なんだか可愛げがない。あの時のあれは、こうだったんだ、と言ってしまうのは信ぴょう性に欠ける気がしてしまう。まあ誰だって日常的に過去に対してそういい加えることはあるわけだが、ボルタンスキーのそれはどうも胡散臭い感じもする。とはいえ本人だって自分の言ってることは嘘か本当かなんてわからない、混ざっているといったことを言ってるし、そんなことはどうでもいいって感じもするけど。もともとこの本も新美での展示がなんだかなあという感想だったからこそ読んでみるかという気になったので、近年のスタンスはこうゆう感じなんだなというのが掴めたので少しは納得した。作品の姿形が残るというより物語として自身が残されたいというのとかは、どこまで本気なんだろうな?と思ってしまう。