朝起きるとすごく体がだるい。けど今日は会社でひとりで作り物やらなきゃいけないのが絶対だ、と思うとどうにかこうにか行くしかない。こうゆう時の強制力に勝るものはない。会社に行ったはいいものの、やっぱりだるい、つらい。幸い製作物はそこまで多くない、午後で十分間に合うという算段がついたためしばらく床で寝た。こうゆう時はとにかく寝るしかない。湿気に殺されそうだった。先週からの疲れが取れなくて、全然だめ。老化老化。自分の体はどこまでいけるだろうか。体が疲れると頭がまわらなくなるというか、頭を他のものに使えない、使いたくなるのだ。文章を読むとか何かを見るとか考えるとか、そうゆうのを全部拒否したくなる。する。前の会社いた時がまさにそうだったけど、そうなってるとほんと社会のことに無頓着になっていく、政治なんてどうでもよくなってしまうのだった。でもそれは同じように終電近い電車に乗ってる人々も同じなのではないかと思っていた。それはとても危ういことだと思う。働くことのためだけに自分の体も頭も捧げて、それだけのために捧げて、完全に社会と切り離されてしまう浮遊感がありながら、それでも世界は回ってる。お構いなしに関係なしに。でもそれはダメだと思う。それでは何か違うと思う。労働してるだけの状況は、何か薬でも飲んで毒されてるようなものに思える。だからなんかもうそのようにはなりたくないというのは思ってて、そっちに近づいちゃダメだと思ってて、でもどうしても疲れてしまって頭を考えることに使いたくない、楽でいたい、麻痺していたいといういかにも悪魔的な誘いがやってくる。とりあえずそれは恐ろしい。私は何も考えずにスマホでパズルゲームをしている。花束みたいな恋をしたの麦くんがしてたのと全く一緒だ。