D.A.N.の新譜は一体なにで出来てるんだろうって感じ。どこからなにを採掘してきたのって感じ。NO MOONってタイトルを出してきたからからに乾いたイメージに絞められる。自分が良いと思うものによく共通して感じることとしてつい最近初めて聞いたはずなのにまるでもっと前から知っているよね?みたいな。

記憶の遠さや深さを呼び覚まされるようなものがあるいつもそれ不思議、いや不思議なことなんかじゃないんだろう、必然だろうとも思うんだけど、不思議という現象に一旦置きたい。月って海のイメージだし海って宇宙なんだよな私の中では。これはいろんな好きなものが混じり合ってきている。

おかえりモネ、ひとりひとりの過去の傷みに時が経つことで向き合うことができる、口に言葉にすることができるようになるというのがひとつひとつ描かれていてよかった。言葉になんて簡単にできやしないしましてや誰かに言うことなんてたやすくない。自分自身との対時のそばに、他の誰かがいる。

過去の自分との対比で今を生きてしまうのは励みになりえるし畏れにもなりうるなと思うんだけど。