みんなが好きだっていうものを自分も同じように好きだなんて言えやしない、私はもうそこに同じではいられない、私はそこから弾き出されてしまったのだから、だからそういったものを敵視する立ち位置を確保すること、混ざらないこと、それが自分を守る線引きだったように思うしそんな理由などなくたって自分が好きになったものが最初から私が好きになるものだったとも言えるだろうからこんなこじつけられたような背景は必要ないのかもしれない。いやでも両者はその釣り合いが確かにあっただろう。私が何かを選んだのは偶然だけど必然でそれを選び取れたという背景は消せないのだろうし。みんなと同じではいられない。これはまだ書き途中の話というかうまく書けない話のことだ。