あぶないあぶないすっかり日記をつけるのをやめそうになる。それはめんどくさいからもう忘れたことにしてしまおう、うっかり忘れ、次の日も忘れ、うっかりうっかりで面倒くささを隠そうとしてるだけだ。いやなんだよそれって、と自分でつっこみが入る。自分の中に日記を書くことを急き立てる自分がいないと日記を書くことができない。ってそんなこと書いてたら日記にしようと思っていた事柄のことをすっかり忘れてしまった。ああほんと老化、物忘れが最近多くなった。指の皮膚が割れすぎ、裂けすぎててキーボードを打つのも痛い。インターネットで洋服を眺める時間が多すぎているのをやめたいやめたいやめたい。

数行、本を読んで思い出した。むしゃくしゃっとすること気持ちをはらすためにたくさんの食べ物を食べようと思う。なのに、食べれない。それはお腹がいっぱいだからという実感であり、それがいかにも自然な生理現象のように現れているけれど、同時にそんなに食べ物をたくさん食べたってしょがない、なんもすっきりしない、無駄に食料を消費して、便秘になっていやな思いをするだけ、だからたくさん食べるなんてバカらしい、虚しくなるだけだって経験から理性的に捉えてしまっている自分がいると思われる。食欲だけで突っ走ることができない。欲、は他をなぎ倒してでも突っ走れるほど強くないんだ。それは弱まった。20代までならまだあっただろうなあ。食べることに一直線に突っ張った。なくなってしまったことに、あいた穴を感じてしまう。だって満たされないわけだから。それでもまあ、なんかやらなきゃ気が済まない、と、ミニフィナンシェ、ヨーグルト、冷凍のたこ焼き、クッキー、などを雑多に食べるだけ食べた。まあこれでも昔に比べたら少ないしなにか一線を越えなさがあるけど、食い散らかすみたいな汚いことがなにかしたいというような欲は少しおさまったようだ。